歩くのもやっとの「ぎっくり腰」
〜その原因と対処法〜



先日はじめて来院された男性Aさん。

数日前北海道まで出張し、帰宅後に急激な腰の痛みに襲われたそうです。
しかも北海道まで車で行かれたというのだからこれには驚きましたゲッソリ


帰宅した日の夜は寝返りでも激痛があり、翌朝は歩くのもやっと…

あまりの痛みに仕事を休み当院に来られた、というのが今回の経緯です。



■Aさんの「ぎっくり腰」
〜原因の解明〜


まずは立位にて体の状態をチェック。

うかがうところ、痛みは腰全体と右のお尻にかけて広がります。

この時点であきらかに右半身の筋緊張の強さが見てとれました。


次に動きの中で痛みの出方をみます。(動診)

・前屈、後屈  →痛みが強く運動制限かなりあり
・上半身の側屈  →左屈で右側に痛みあり
・上半身の捻転  →左回旋で右側に痛みあり


上差しこの時点でもやはり右半身の機能不全はあきらかです。

さらに右足に体重をかけると痛みが増強し、左荷重では楽ということでした。

このことからも今回のAさんのぎっくり腰の主な原因は右半身にあることがほぼ確定です。




■座位での「ぎっくり腰」の施術


ちなみに今回のように歩くのもやっとの「ぎっくり腰」の場合、横になってもらっての施術はのちのち「立てなくなる」リスクがあります。

これはなぜかというと、おおよそ「ぎっくり腰」の根本には「強すぎる筋緊張」とそれによる「関節の不安定性」があります。

通常関節というのは筋肉によって支えられています。しかし筋肉が疲労などにより硬くなることで関節の支えはどんどん弱くなるんですね。


もしここで筋肉を緩めすぎてしまうと、もともと不安定な関節はさらにぐらつくことになります注意

するといざ立とうとした時「立てない…」「動けない…」ということが往々にして起こるんですね。



このことからもAさんの施術はすべて座位でおこないました。

幸いつよい炎症は出ていないことから、ここからAさんの筋緊張のバランスをとるための施術に入ります。

ではどのようにしてアプローチしたのか?


それはまた次回お話ししたいと思いますウインク









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