真っ直ぐな体なんてありえない!
「体の歪みを整えましょう!」
「あなたの骨盤歪んでませんか?」
僕はいつもここに疑問を覚えます?
そもそも体は非対称(アシンメトリー)です。
左右均等な体なんてありえません!
たとえば内臓だって一番重い肝臓は右側にあるし、心臓はやや左。
もっといえば、地球の自転という大きな遠心力にさらされていることを考えれば、私たちの体はいつでも大きな「揺らぎ」の中でバランスを保っているということです
これは例えるならば「おきあがりこぼし」に似ています。
不安定の中に安定を探す。
だからこそ体はいつでも昨日とは違う体なんですね
世界一美しいといわれるあの「富士山」でさえ非対称ですが、その非対称こそが美しさの秘訣であり、日本人の美意識である「あじ」の所以(ゆえん)といわれています
ちょっと横道にそれますが、「人の顔も非対称の方が美しい」そうですキリッ
(参考記事)
自然界に「直線が存在しない」ように、真っ直ぐにしたがるのは人間だけ。
そしてそれを「歪み」と表現するからこそ「悪いもの」という認識になります
たしかに体の極端なアンバランスは各所に負担をあたえるため、そこでは「調整」が必要になります。
でも真っ直ぐにする必要はないしそれは不可能です
体はいつも揺らいでいます。
それを知ったうえで付き合わなければいけないものだし、そういうものだと受け止めれば少しくらいのアンバランスは許容範囲ではないでしょうか
古くから中国には「中庸:ちゅうよう」という言葉があります。
これは簡単に言えばバランスをとるという意味
しかしこれは決して「真ん中」という意味ではありません。
いつでも臨機応変に、「その都度バランスをとる。」という意味です
これを日本語でたとえるなら「いい塩梅:あんばい」。
いま一度自然にならうならば、不完全?を思いわずらう必要なんて、やっぱりないのではないでしょうか
◆東京都葛飾区立石の【本格整体】ひだまり整骨院
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