こんにちは。

夏目理央です。
 
 
このページにいらしたあなたは
きっと神社とか
神様が好きな方かな?
と思います。
 
 
好きな人の
お宅を訪問するように
失礼が無いように
 
礼儀正しく
お作法もしっかり予習して
 
 
鳥居を潜る前は一礼
参道の真ん中を歩くなんて
ありえない
 
 
きっとそんな
常識のある方ではと
思うのですよ。
 
 
かく言う私も
神様ごとに違う
拍手の数や神拝詞を
使い分けて参拝します。
 
 
今回、縁あって
伊勢神宮の禰宜様のご案内で
伊勢神宮を回っていました。
 
 
「禰宜(ねぎ)」と、いうのは
神主さんの階級で
かなり偉い重役職です。
 
月夜見宮に向かう道に満開の桜
 
ツアーは題して
「桜スペシャル」
 
本当にスペシャル
だったのですが
スペシャルすぎて
公言できません(ごめんなさい)
 
 
で、お伝えしたいのは
その偉い神職さまに
案内してもらった
ドヤ!ニヤリ
では  な.く.て
 
 
ネットにある伊勢神宮の
トリビアっぽい常識
私も信じていた記事は
だった!!
(ウソだけに真っ赤にしてみました)
というお話
 
 
伊勢神宮の正宮は
日常の感謝を伝える場所
だからお賽銭は要らない
 
お賽銭箱が無いのも
願いを叶えてもらう
場所じゃないから
 
 
あの下に敷いてある
白い布は
 
常識の無い人が
お賽銭を直に置くと
お金の不浄が移るから
 
 
この説について
本当なのか伺ってみました。
 
 
そしたら
驚きの答えが!!
 
 
 
 
 
  (引っ張ってみる)
 
 
 
 
お賽銭OKでした。
 
 
これにはちゃーんと
歴史的背景があり
 
 
伊勢神宮は天皇のご先祖様
昔は、庶民がお参りできる
神社ではなかったのです。
 
 
おかげ参りなど庶民が
お参りできるようになっても
お供え物を捧げて願うのは禁止
 
これを「私弊禁断」
(しへいきんだん)と言いますが
 
 
私弊禁断なので
賽銭箱も不要だったのです。
 
 
でも当時は何日も歩く大変な旅
一生に一度の伊勢参りです。
 
そこで、お願いしたい人のために
神主様達が個人で(御師が始め)
祈りを捧げる場所を作ったら
これが大人気
 
 
そんなに人気ならば
と、神宮も
神楽殿という場所をつくり
庶民に祈る場を提供した
 
 
つまり私弊禁断は
事実上無くなった訳です。
 
 
 
伊勢神宮は伝統を重んじることと
案内書きは極力を置かない主義があり
 
私弊禁断の名残で
未だに賽銭箱を置かないので
回収しやすいように
白い布が敷いてある
 
 
正宮で
「お賽銭をしてはいけない」
なんて神宮では言ってない
 
 
これが事実です。
 
 
正宮にお賽銭する人を
「あの人たち知らないんだなぁ」
と、思っていた私。
 
 
知らないのは
私のほうでしたガーンアセアセ
 
 
 
世間の"常識"は
絶対じゃない
 
 
「神様はお爺ちゃんお婆ちゃんのように優しく受け入れてくださる」
 
正宮での お願い お賽銭
遠慮なく
ジャンジャンして大丈夫だそうですグッド!