ばばぁは、ある施設で朝7時から夜20時近くまで働いた。
子だくさんの子どもらを”大学もしくは自分のやりたい道”へ進んで欲しかったからなんでもやった。そんな心理を利用されていたんだと思う。
でも、がむしゃらに働けたのも、自立した理解のある子ども達だったからできたと思う。
子育てをしながら、不条理な職場に理不尽な上司がいると、精神的ダメージや人として生きていくうえで、それは大変だった。
週末になると、大変な人(母子家庭)とかいれば、子どもをあずかるよう命令され、(施設に24時間預かりシステム作ったのに)
帰ってからも子だくさん+他所の幼子で保育園状態だった。
心配だったのが留守中のお隣さん・・
お隣の家には、精神疾患をかかえたお爺さんと、宗教に入っているからと勧誘してくるお婆さんがろうそくを窓際に立てて頭になにか巻いてこちらに向かって呪文のような?怒鳴り声で叫んでいたりした。冬は、窓が結露しているのを見に来て
窓に顔を近づけ、匂いをくんくん嗅いだり、「何か毒を作ってるんだろーーーーーー開けろーーー」ってヒステリックで異常に不気味な行動をする2人だった。
あいつから”暴力”を受けて育った自分にとって怖さなんて感じない。むしろ「おばあさんとおじいさんが隣に居てくれるから安心して仕事に行ける。ありがとう」と言って逆に利用した。
子どもらは、全部の雨戸を閉めて過ごした。
一軒家のわりと広い家の中で暴れることもせず、泥棒や変質者に怯えることも無く、子だくさんだが、喧嘩もせず過ごせたから・・
お隣さんにある意味感謝していた。
監視カメラみたいなお隣さん・・
いただきものは、お隣さんに持っていくとと大変喜ばれた
危険ではあるが刺激せず、こちらが迷惑かけず居れば、安全な人たちだった。
ある日、日中からおじいさんが徒歩30秒ほどにある子どもの大勢いる施設に”錆びついた包丁”を手に周りをうろついていた。
「おじいさんが外に・・・・刺激しないように・・全員アナウンスで大至急戻っるよう伝えて」「警察も呼んで}と言って外に出ると、もう
私のことはわかっていないようだった。
「おじいさん、子どもらがビックリしちゃうよ。そんなものもってきちゃ。野菜をとってたの?」とフェンス越しに声をかけた。
野菜収穫用に外に包丁おいているのが田舎あるあるなんだけど
場所が悪かった・・・
「うるさいんだよ毎日ピストルが。俺は、戦争行ったんだ」
とまともだった。
きっと戦争経験者にとって毎日かけっこでパァーンって音が苦痛だったんだと思った。
近所への理解を常に行うことをしていなかった上司の仕事・・
最近は、バイトの自分に行かせたりしていたから・・
納得されていなかったんだと思う。
逮捕され、病院に入れられちゃったと話すお婆さんからは、強烈な異臭がした。市役所に連絡しお婆さんを保護してもらった。
家全体も手の付けようのない異臭がした・・・
かわいそうなおじいさんとおばあさん、施設側は、何も悪くありませんって顔しているけど、近所の方としっかりコミニケーションとってさえいれば、もっと気づくことできたし、捕まらずに済んだ。それに子どもらを危険にさらさなくてよかったんだと・・・後悔・・