※ここから先は、ルイス=キャロル/白の騎士の考察をするにあたって、アリスシリーズの世界観に触れたり、原作である『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』からの引用などが含まれます。
ではまずは、原作におけるルイス=キャロル/白の騎士などについて(箇条書きにて失礼します)
■不思議の国のアリス/鏡の国のアリスの原作者であり、数学者(大学教授)。そして後に教区牧師になる
■著者であるルイス=キャロルは、作中にて「ドードー鳥」「白の騎士」のモデルであると考えられている
■白の騎士は、物語中で本当にアリスを愛し「その手助けに」心を砕いた唯一の存在である、そして白の駒を擬人化したものでもある
■アリスを捕虜にしていた赤の騎士と決闘し勝利して、アリスを「導く役目」である(アリスが白のクイーンになり夢から醒める道へ?)
■『不思議の国のアリス』はアリスが10歳、『鏡の国のアリス』はアリスが19歳の頃に出版された。『鏡の国のアリス』で、アリスは白のポーン(少女)から白のクイーン(大人)へ変貌し、白の騎士(ルイス=キャロル)と道を分かつこととなる
■そしてルイス=キャロルの思い出の中(記憶であり、心の中)のアリスが大人に成長し、自分から遠ざかっていくのを描いたのが『鏡の国のアリス』であると考えられている
また数学者であったルイス=キャロルは、『42』という数字に囚われていたそうです。(そのため物語中に42という数字がよく出てくるのだとか)
42とは『世界の究極の答え』と解釈されていて、白ウサギのアルファベットナンバーは42であった事から、『不思議の国のアリス』シリーズはアリスが『究極の答え』を追いかけて探す旅であったとされています。
※ルイス=キャロルと42については有名な話のようです。詳しい事をここで説明すると何のブログ??になりそうなので割愛します(笑) またアルファベットナンバーについても、調べるとごっそり検索に引っかかりますので詳細は控えさせていただきます。(面倒だからじゃないよ、ほんとだよ)
では、乙女ゲームのアリスシリーズ(以下、紛らわしいので原作との区別の為ハトアリシリーズとします)の話に戻ります(笑)
アリスにとって白ウサギペーターとは何だった(どういう存在だった)のでしょうか。
ペーターは『姉との幸せな時間であり、アリスが姉亡き後、後悔し、しかし同時に愛した時間』でもあると私は考えています。
現実から目を逸らしてその世界に向き合わず、子供の頃の姉との時間に囚われていたアリスを、ペーターはワンダーワールドへと(無理矢理)連れて行きます。『あなたが追いかけてくれなかったものだから』といって…。※その様なニュアンスだったかと…
何となく察した方かもいるかと思いますが、というかそんな事は最初から知っとるわい!という方のほうが多いかもしれませんが(^-^;
原作と大きく違うこと、それはアリスの立ち位置が逆転しているのでは…? ということでは、ないでしょうか?
原作では、アリスは『答え』を求めて旅をします。しかし不思議の国にも鏡の国にもアリスの居場所はなく、味方もいません。誰も彼もが、アリスには理解できない言葉を話します。不思議の国ではトランプが降ってきて夢から醒めて、鏡の国ではアリスを愛した唯一の登場人物である白の騎士に助けられ(導かれて)、白のクイーンになり夢だと気づき現実に戻ります。そしてそこはアリスの居場所であり、アリスを特別だおもい、愛してくれる人達がいる世界です。
しかし、ハトアリシリーズではどうでしょうか。
現実の世界には、アリスを特別に思ってくれる人なんていません。唯一アリスを愛し心を砕いてくれたお姉さんはもう居ないのです。アリスの居場所ももうありません。
そんな『答え』から目を背けていたアリスを、白ウサギが幸せにするため(答えなど忘れて?)ワンダーワールドへ連れ去ります。
ワンダーワールドはアリスに対して誰も彼もが優しく、特別であり味方でもあります。理解できない事ばかり言いますが、それはむしろ、アリスの方が彼らにとって理解できない事ばかり言っているのかもしれません。(余所者の考え方だとよく揶揄されています)
そして(たくさんのトランプマークが浮く)湖に沈んでも、アリスは目覚めません、それどころか全てを忘れてしまったようです。そして偽物のルイス=キャロル/自称、白の騎士に助けられ、スペードの国の物語が始まります。
余談ですが、不思議の国でアリスが目覚めることになった一組のトランプが降り落ちてきた場面。これはトランプ1組がジョーカー2枚を抜くと52枚であることから、アリス=リデルのアルファベットナンバー52とかけて、『いかなる場合でも、たとえ賭け事(ゲーム中)であったとしても、名前のある者は自分が自分であることを忘れずに、自分を見失うことがないように』という思いをルイス=キャロルがこめていたのではないか?と推測されているようです。
しかし、ハトアリシリーズのアリスは自分が自分である事を忘れてしまうわけですね(名前は憶えているかもしませんが)。※ジョーカーさんが自身の事をあってはならないカードだと言っているのはその為でしょうか…?アリスが個を保つためにあってはならないという意味も含まれている…?
そして偽物のルイス=キャロルに、アリスは『怪獣ちゃん』と呼ばれます。よく分からない事を喋る動物だからという理由からだそうですが…。
原作の白の騎士にとっての怪獣とは、恐らくジャバウォックの事ではないでしょうか? ジャバウォックとは、鏡の国のアリスで『ジャバウォックの詩』の詩の中に出てくる怪物で、たとえば映画『アリス・イン・ワンダーランド』ではアリスは白の騎士となりジャバウォックを倒しワンダーランドの秩序を正します。
ジャバウォックの解釈は諸説あるようですが、『わけの分からない事を喋り、物事の混沌を招くもの』であり、混沌を招くジャバウォックを倒すことにより、秩序は保たれるといわれているそうです。
狂った世界なりのルールを守れない秩序を乱すアリスだから『怪獣ちゃん』と呼ぶのかもしれません。そしてその混沌を招く存在である(かもしれない)アリスを偽物のルイス=キャロルであり、自称白の騎士の彼は果たして助けるのでしょうか、それとも…?
さて、ここまでダラダラと書き連ねておいて今更ですが、原作とハトアリシリーズを比較し繋げている推測はすべて私の個人的な妄想ですので…ふ~んこんな考え方もあるのね、くらいで読んでいただけると嬉しいですm(__)mそして発売前なら何言ったって(どんな推測したって)いいよね?! という気持ちもあります…すみません(笑)
言い訳タイムが終了したところで、スペアリのルイス=キャロル/白の騎士について、そろそろまとめです。(疲れた…)
■教会の神父であり、自称、輝ける白の騎士。自身を公務員みたいなものと言っている。ろくに帯剣せず、撲○したり銃○したりとポリシーがない。(原作者は、大学教授/後に教区牧師になる。ジャバウォックは剣でなければ倒せない)
■ルイス=キャロルのルートキーワードは、【本物】を見つける恋。そしてスペアリホワイトのキーパーソン(そりゃCV.津田さんなはずだわ)
■ワンダーワールドの案内人である白ウサギはアリスに『答え』を忘れることを望み、白の騎士でありアリスを(『答え』に)誘導し目覚めさせる役割であるのに『怪獣ちゃん』と呼び、帯剣しないで銃を持ち歩く。(本質として倒す意思がない?※そしてペーターも銃を所持)
■二人の共通点は、アリスを『答え』に導く役目でありながら、矛盾を抱えているということ。そして、いずれの場合も赤の騎士であるエースと敵対しているということ。
■ペーター=ホワイトは心のない、真っ白なウサギ。ルイス=キャロルは、ポリシーのない自称、輝ける白の騎士。そしてスペードの国のアリス~Wonderful White World~(偶然…?)
≪まずは【本物】とは何か…?の妄想≫
本物を見つける、とは居なくなってしまったペーターを探し見つけることであり、それはルイス=キャロルの原点?(元の存在)であるペーターの心を見つけること? そしてそれはアリスの『答え』となる?(白ウサギ=42=『究極の答え』)
そして白の騎士は、ペーターというアリスの為に『砕いた心』を見つけることによって『アリスを唯一愛し、手助けすることに心を砕く存在』の本物のルイス=キャロルとなり、アリスの失った記憶とアリス自身を思い出させる存在となり得る…???
よって私の妄言のまとめとしては…
アリスの為に心を砕いたペーターが、心を失い(湖に沈んで)?偽物のルイス=キャロルとなったのでは…??と。
白の騎士は原作で、チェスの白のナイトの駒の擬人化である。と言われていることから、ペーターに心がないというのも辻褄が合わなくもなくもない(どっち)
≪自称騎士について≫
騎士といえば、アリスを守る存在であるはずです。しかし、ルイスはアリスを『怪獣ちゃん』と呼び、偽物であるため導くこともできないのかもしれません。それにしても、このワンダーワールドの騎士ときたら。赤の騎士もお世辞にもアリスを守る存在とは言えないですよね。むしろ破滅へ導く存在なのですから(笑)あ、推しなので全力で褒めてます
長くなりました。ここまで読んでくれた方がいたらもう感謝感激です、本当に。あくまでも私の妄想ですし、他にもいろいろ考察はあるかと思います。
例えば、ルイス=キャロル=物書き=ユリウス(役人になる前の)など。
時の番人であり秩序を守る立場にあるユリウスがアリスを『怪獣ちゃん』と呼ぶのも納得ですし、エースとの対決(意味合いは違うだろうけれど)がありそうなのも納得。そしてアリスを導く役目であることもハトアリでのユリウスを考えると納得ですよね(納得しか言ってない)
希望としては、ペーターかユリウスであって欲しいです。
では最後に、スペアリの役持ち達が担当する時間の考察です。
私の推察では、ルイス=キャロルはペーターと同じ3時担当です。
見にくくてすみません…文字が小さすぎましたね(^-^;
※公式VFBやグッズに書いてあったローマ数字、考察ブロガー様達の考えなどを元にしています。
■領土が4つ(時計の針も4つ)それぞれの役持ち達が同じ領土になるように。時計回りで順に(黒の領土/白の領土/駅/???/帽子屋屋敷)
■役持ちは全部で24人(24時間)適当に引っ込んだり出てきたりする(Byピアス)
■12の数字(時間)が欠けてはならない。(Byナイトメア)
という事から、時計の文字盤が欠けてはならない、少なくともひとつの国に対して12人の役持ちがそれぞれの時間を担当している、と推測。
また公式のグッズより、一部キャラにローマ数字がふられていたそうです。
Ⅰ.エース
Ⅲ.ペーター/アリス
Ⅳ.ナイトメア
Ⅴ.グレイ
Ⅵ.ボリス
Ⅹ.ブラッド
以上の数字を元に空いた時間帯にその他の役持ち達を入れてみました。ジョーカーの国のアリスによると、ジョーカーさんも役持ちの頭数に入っていたのと、ブラッド/エリオットの近くにいるのは必然かなと思いⅦ.の時間帯に。領土については不明です(^^; あってはならないカードらしいので…??
たとえばハートの国ですと、Ⅱ.の時間にビバルディ。Ⅻの時間にキングがきます。ユリウスは中立的立場であり、役人でもあることから必ずしも特定の領土(特定の時間帯)ではなく、だからこそ朝昼夜どの時間にもかえることができ、またどの時間帯いもなれる。ということから空いてるⅤ.の時間に。ゴーランドはⅦ.の時間、ボリスの隣でブラッドの近くです。(ハトアリで嫉妬イベントなんかもありましたね、ボリスも双子と仲良かったですし、迷子で逆回りのエースが帽子屋に迷い込んだり、時計塔のユリウスが遊園地で遊ぶシーンなどもありました)
そして、ペーターがルールを破りアリスをワンダーワールドへ連れてくるのに、次の時間帯Ⅳ.であるナイトメアの助けを借りて、その後に時計塔に降り立ちます。
……どうでしょうか?
まあ無理矢理感はあるものの、まったくあり得なくはないかと思います。…たぶん。
役持ちの担当時間についてはクローバー/ダイヤにも辻褄が合うのか当てはめてみました。ま、考察したところで、『…で??』という話なのですが(笑)なんかこう当てはめてみたくなってしまうというか。
それでは、今回はとっても長くなってしまったので、終わりにしようと思います。役持ちの担当時間についての詳細はまた今度あらためて。あとはスペアリ発売までに少しずつキャラ別考察なども書いていけたらと思います。とくにエースね、エース!!!
それでは、こーんなに長い妄想を読んでくださりありがとうございました。私自身、ハトアリの世界観でよく理解できていない部分もあり、間違っていたりするかもしれません。今後、再プレイしていく中で考え方も変わるかもしれません。その時は追記として書くこともあると思いますが、ただの妄想ですので、生暖かく見守ってくれたら嬉しいですm(__)m
あっ牧場物語の新作ですが深夜0時からDL版でプレイ開始しました!攻略本もkindleで0時ピッタリから(*^^*) 楽しんでます~。夜しかプレイできないので今はまだ春の中旬ですが、時間があったらプレイ記録としてブログ書こうかなと考えています。
さてさて、タイムリミットが近付いていまして、最後は駆け足で雑になってしましました。今は読み返す時間ないので…時間のある時に誤字脱字は直します…(^^;
それではまた!!!
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