「ぎんなん並木」と読む東大生日記。 -6ページ目

なまむぎないものねだりなまたまごふじこ

電車に乗っていて、不思議なひとを見かける。
ジャージを着ていて座席に寝そべっている。
彼の周りには誰も近寄らない。
パイナップルサンドを聴いていて隣のお姉さんに
立ち退かれた(しかもさっき)私でさえ近寄れない。

「次はー生麦ーー生麦ーーー」


あ、立ちやがった


そんな「電車内で近寄られない人が降りていく」駅
生麦、

電車は各駅停車しか停まらなくても、
変人は必ずアクセスしている、そんな町生麦。


対メガソルティードッグ青森戦


の爪あとも生々しい中(青森県民の方本当すみませんでした)
「生麦にあったらいいのに」と言ってまず思いつくもの


「華。」


と一言で終わらせずに、
別に誰がくれるわけでもないけど欲しいものを上げていく企画
名づけて、


「なまむぎないものねだり」


いよし、語呂がわるいぞ

 

  ゆなの発言:ウォータースライダー。


テスト前の「ゲームボーイ」みたいな位置づけでしょうね
  

  シゲの発言:地元愛。


よく「本当は最寄は生麦だけど鶴見って言ってる」という声を聞きます


  ゆなの発言:新宿アルタ前


さすがリアル住民、目のつけどころが野心的。

っていうか地名さえ捨てた発言なんですがこれはOKでしょうか


  シゲの発言:ふるさと特区指定。


ふるさと、いい響きの言葉ですね。
どうか地元民に言ってやってください。

   

  ゆなの発言:新宿アルタ前


「せめて地名を捨てるんじゃない」、と。


  ゆなの発言:夢あふれるモニュメント


この娘の夢は新宿方面にあるんでしょうかね

   

   ゆなの発言:新宿アルタ前
   ゆなの発言:甲子園優勝高校
   ゆなの発言:武道館


発想がナベツネみたいになってきましたよ


   シゲの発言:ジャンプを土曜日に置いてくれる店。


「えー書店は定期的に放火されるからあんまり期待しない。」


こういう感覚って田舎だけでしょうか?
このほかにも「定期的につぶれる花屋」というのもあります。
生麦人に花鳥風月を愛でる気持ちって、あんまり期待できない。

   

   ゆなの発言:偽造パスポート


町おこしに役立ちそうです、アンニュイな意味で。

   

   シゲの発言:邪馬台国があったという説


「えもう生麦事件で出たからいいですよ(笑)」
なんかうたばんとMステにオファーされてる気分になります


   シゲの発言:the end of genesis TM .R.evolution turbo type D。
   ゆなの発言:パリスヒルトン


実際にはアントニアオ猪木がイメージキャラクターです
一時期山本リンダは生麦中学出身」という噂が流れましたが、
あれは単に「雰囲気が生中っぽい」っていう住民の妄想じゃないかと


  ゆなの発言:気のきいた歩道橋。


パリスから一転、謙虚になりましたね。


  シゲの発言:生・地球博。(シャバゾーとイチコロ)

テーマが「生」だとおっしゃる


  ゆなの発言:もう一回あざらし。


信じがたい話ですが、
以前多摩川に登場したあざらし「たまちゃん」はその後、
生麦が宗主国と仰ぐ鶴見の、鶴見川に登場したのです。


鶴見川と言えば、日本でワースト5の汚い川。
汚い町の汚い川なので、
ヘドロのほかにも常に行き場のない奴らが溜まっています。

深夜花火をしていたら、やはり花火をしていたヤンキーに絡まれた。
そんな田舎名物「やりたい娯楽がかぶる故の場所の取り合い」
という現象も、あの川のほとりではよくある光景の一つです。


 ※「やりたい娯楽がかぶる故の場所の取り合い」(名詞)
  物資のない田舎、選択肢の少ない田舎独特の現象。
  花火をしたいシーズンにはほぼ全員が花火をするため、
  花火の最初は「花火に適した場所を奪い取る」事から始まる。
 
  この際にねずみ花火、対人ロケット花火などが率先して消耗され、
  メインを線香花火などで迎えるなどの事態も珍しくない。

 


とそのような川でも、アイドルあざらしが来たのです。
娯楽のない町に、連日訪れる取材陣のキャスターとカメラ。
間違いなくあの辺が、生麦事件以来100年ぶりに輝いた日々でした。
もう外人斬ったら流石にご法度になるこの現代において、

生麦がかつての威信と輝きを取り戻すには、ロマン輝くダイヤモンドより何より、


一匹のあざらしが切実に欲しいという、この現実。


ゆなの発言:もう一回あざらし。


しかしこのあざらし、鶴見川のイメージを全国的に上げてくれたのですが、

地元住民には微妙な影響を残していったようです。


元より住民の間では「日本ワースト5なんでしょ」と、

その深刻な水質汚染でもって知られた川だったのです、それが


「あざらしが住めるらしいよ。」


というわけで、相も変わらずヤンキーが花火捨てたりとかしてます。

そんな川ですが、

そんな川のある町なんですが、

日本中でこれほどあなたを必要としている華のない町もないと思います。


どうか戻ってきてください、なまちゃん。(←改名)

ダーツも刺さらない田舎対決 メガソルティードッグ青森VSビールスメル生麦

「ぜってーー上京しなきゃとか思うんだよねーー」
「わかるーー」

「あの交差点の狭さとか見てるとさ」
「あーわかるわかる娯楽がボーリングしかないって
 悟ったとき絶対東京の大学に行こうと思った」


「え ゆな地元どこ?」
「ん?あとで言う 君は?」
「俺?」


「青森。」


田舎者は田舎者を見つけると引くに引けなくなる

「えー青森ってさ、」


「太陽は何時に昇るの?」

第二次生麦事件は絶対、田舎者同士の抗争で起きると思う

っていうか起こすと思う
「青森と戦争したいの?」
「んー別にー?」(←よくこの段階で殺されないか心配になる)


「だって戦争したってさー」


「飛んでくるのリンゴだべ?」(←湘南方言)
不覚にも「だべ?」という方言を出さなければ、
この一言で青森のプライドを葬りさったと思う。


だが湘南純愛組!世代の痛恨のミスにより、
生麦-青森田舎抗争はドロ沼化する事になった。


日本列島田舎者対決 生麦 VS 青森
俺たちの最大の娯楽と言えばボーリングだぜ


第一射「太陽は何時に昇るの?」(=「東京との時差は?」)
第二射「戦争したって飛んでくるのリンゴだべ?」(自爆テロ)


第三射 『デートスポットまでの距離感覚』
「デートスポットってどこなの?」
「っていうか、」


「映画館までは首都高つかわないでいけるの?」


第三射 「映画館までは首都高つかわないでいけるの?」


「つか青森と戦争したいの?本当に」
「いやいやいや。まあ治安が悪い土地柄だからそこは」
「映画館ねえー確かにちょっと遠いけどね、」


「まあバスに乗っていくね。」


ふーん
なんだよその表情 いやまあ田舎なんだなあと思って
じゃお前のとこはどうなんだよ うち?


「まあ電車でだいたい4~5駅は乗っていくね。」
アカンなんか劣勢に立たされているような気がしてきた


第四射 『若者の火遊び』


「あとまあボーリングとかも行くし」
「あーはいはいボーリングね」
「なんだよその表情」「いやだってさー、」


「どうせ火遊びと言えばボーリングなんでしょ?」


第四射「どうせ火遊びと言えばボーリングなんでしょ?」


「『あいつは遊びだったのさ』って言っても、所詮はボーリング程度の女。」
「てか言ってる事がよくわかんねえよ」「わかんなくていいわよそれより、」


「ボーリングのピンまでは首都高使わないで行けるの?」


第五射 『芸能人のカリスマ性』

「お前本当青森に対してのイメージ悪すぎるぞ」
「アハハ いやそれほどでもないよ実際」
「だって芸能人とか出てるじゃん青森」「ああ、」「実際、」


「新山千春は地元ではどの程度ヒーローなの?」


第五射 「新山千春は地元ではどの程度ヒーローなの?」


「ああー新山千春ね」
「うん可愛いじゃん新山千春」「俺べつに好きじゃないけどね」
「いいじゃん芸能人がいるってだけでも」「えいないの?地元」


「アントニオ猪木がいたらしいけど…」
アカンなんか南米VS日本という対決になっている気がする


第六射 『県民としての食生活』

「青森って日本一平均寿命が短いらしい」
「えーなんで?ねぶた祭りで死傷するとか?」
「いやなんか塩分の取りすぎとかで」
「塩分?」


「それってさ、」


第六射 「雪に閉ざされている間保存食食べてるからじゃないの?」


「だって雪に閉ざされてたら外出られないじゃん、」
「だから塩で味付けした保存食とか食べるじゃん、」
「それで塩取りすぎるんじゃないの?」

「あのさ、」

「冬眠してる熊じゃないんだからさ、」


「普通に冷蔵庫に物入れて食ってるから」
「あー」
「田舎って言っても冷蔵庫ぐらいあるだろ普通」
「いやごめん、」


「生麦ではビール酵母で物保存してるから」 ※ウソです


第八射 『郷土祭へのコミット率』


「まあ青森といえばねぶた祭だよね」
「ああでも俺実際は一回も行ったこと無い」


マジで?
うんマジで もったいないなー

うちの地元は行ってるみたいだけどな 地元の祭?
いや、


「ねぶた祭り」「マジで?」
「ねぶた祭りって妨害する側の人々がいるじゃん」


第八射 「妨害する組に見慣れた人々の姿が…」
※あくまでも推測にすぎません


「マジで?」「いや流石にないと思うんだけどさ」
「その頃になると地元が閑散としてきて、
 『あれ?そういえば今ってねぶた祭り…?』みたいな」

※365日閑散としている町です


いやさすがにないと思うけどね
うんさすがにそれは飛龍会が許さないと思うしね


しかもこの辺から青森までって相当あるだろ

新幹線ならまだしも車とかだと相当かかるし


第九射 『若者の貯金の目的』

「富士山初日の出暴走ってあるよね」
「あああるね」
「あれって静岡県まで、結構飛ばしてるよね」
「ああ飛ばしてるね」

「年末からガソリン代貯金してる節があるよね。」


第九射 「年末からガソリン代貯金してる節があるよね。」


「…」
「だって18かそこいらで父親になってもさ、日雇いかもしれないわけで」
「…」
「だから海外遠征のために貯金してるとか、全然有りえるってば」
「それ田舎っていうか、」


「なんか日本の話っていう気がしないんだけど」


ハローボーイ教えてやろう 俺たちの国境はデイリーヤマザキだぜ

皆むかしSPEEDを歌っていたって不条理は本当かも

まず僕は壊す
退屈なヒップホップは御免だ
まるで思春期のころのような
正確に言えば97年~01年くらいの
カラオケがしたい

これから始まるカラオケは不安がいっぱい
メンツは危険な動物だし、

「じゃ1曲目~」
『ここでキスして。』入れてもいい?」

場合によってはSPEEDが入るぜ

最近始めた生麦一行日記で
「中学時代にいたカラオケはシンナー禁止で…」
と書いたところ、

いきなり中学時代の友達から電話が来た。

「あそこ土曜日割高だっけ?」

もう地元バレもここまで来るとふっきれたので、
この際ブログ上で言わせていただく。

 >チューボーじゃないんだから
  土曜日料金にこだわんのやめようぜ。
  あとあわよくば吉田さんとかれいなとか呼ぶとか。
  
ヤケドしそうな熱い僕らのカラオケには
ワンドリンクもワンオーダーも要らないけれど

「GO!GO!Heaven! 矛盾だらけの世の中じゃ、」

いいも悪いも興味ないので
人様に迷惑とコーヒーをかけて生きていく

カラオケに行くとなんだか世の不条理を感じる。

『キューティーハニー』倖田來未
 このPVいいよね~
 ね 可愛い~凄い凝ってるよねセットとか
 
 あでもなんかさ、
 「すごい色気づいた宇多田ヒカルに見える。」

 キャシャーン 
 
 「キャシャーンて何!?」
 「いやちょっとショックな効果音。」
 「ショックなの!?」
 「うん正直そんなに可愛いと思ってないから」 


『ヴァージンキラー』SILVA
 あー乗り切れないわ
 え!!乗り切れないの!?

 なんか知り合いの美容師(梅田出身)に顔似てるし
 え!!知り合いなの!?
  
 あでもなんかさ、
 「凄いテンション間違えた吉田美和に見える。」 

 なみだがでちゃうんだろう
 LOVE LOVE 愛をさけぼう

 「そういえば似てる!!」
 「ね決闘相手としてSILVA」
 「決闘相手なの!?」
 「あれ?決闘は金曜日とかあったよね?」
 ※いまだに元タイトルがわかりません


 「あメールだしかも母」
 「どしたの?」
 「いやえっちゃん家に来てるってメールしたらさ、
 『じゃあ泊まるの?』って。いつもえっちゃん家には泊まってるから」
 「え?」

 「ゆな、うちに泊まったことあったっけ?」

 パパママごめんね僕はヤンキー
 死んだら処理しなきゃいけない不良債権が


『ROCK STAR』THE YELLOW MONKEY
 これも本人映像なんだね
 あれ?これPVあったっけ?
 
 …
 なんか
 「これPVあったっけ?」って台詞マジ嫌本当嫌
 ちょっとここ最近ないくらい自己嫌悪なんだけど
 えええそこまで言わなくても

 あライブ映像??
 ジャガーハードペインだ

 あでもなんかさ、
 「鳥肌実。」

 「え?」
 「白い軍服着てるとさ、
  限りなく男前な鳥肌実にみえる。」
 
 魔の海を越えて
 「威嚇射撃はございません、」

 異国の空のした
 「全弾命中でございます。」

 この国はどこの国だろう
 「北朝鮮は、日本です。」

 この僕は僕じゃないだろう
 「限りなく男前な鳥肌実に見える。」

 僕はジャガーーー 確か殺されたーーーー
 僕はジャガーーー あの娘の前でーーー

 「夏江、帰って来い。」

しかしLOVEPSYCHEDELICOばかり入れている私でも
思うのだが、
カラオケというものは空気が大事だ。

いかに得意な曲であったり、好きな曲であったとしても、

 「頬ォオオオを刺すウッ!!
  朝のォ山手通RRRRRYYYYYYYYYY!!」

メンバーと空気を共有できないプレーはご法度である。

romeo

しかしそれだけに、共有できる仲間は「戦友」と言っていい。

あまつさえ「ワダツミの木熱唱」などの剛速球をものともせず
「へーうまいねえ」などと言える強力なメンバーに出会った場合、

ちょっとした保証人契約にはサインしてやっていいだろう。

最後の一枚はニト辺稲造の武士道にサヨナラ

妹が更正施設に通うようになってから、2週間が経過した。
その効果は普段のやりとりにも現れている。


「おねーちゃん」「何」
「やっぱさー、」


「onlyと言えばthatだよね?」

明らかに数時間以内のあいだに(忘れるから)
「not only A but also B」
というイディオムを彼女は習ってきたらしく、


シロアリ釣りを憶えた天才チンパンジーのように
得意げな表情でこちらを見てくる。

「すごいねアイちゃん…文字がわかるのかい」
という一言を血縁者の情でかろうじてこらえ


「すごいじゃない成果が出てるじゃないの」
「まあね」


という無難なやりとりでその場を乗り切った。


ほめなければならない。
ほめなければならないのだ。

たとえ彼女が得意げにつぶやいているイディオムが、
中学生ならたいがいわかるようなものであったとしても。


そんな彼女が、来年大学受験を控えている身だったとしても。


「おねーちゃん」「何アイちゃん」
「やっぱさー、」


「itselfだべ?」

おねえちゃんとアイス買いに行こうか、
と、
自分でもよくわからないうちに呟いていた。
このところ暑さのせいか、原因不明のめまいがする。


これじゃねー
あ グレープフルーツバーだ
なにそれ?おいしいの?
うん すごい人気らしいよ 少なくとも


「たけちゃんは1年待ったって言ってた」
「は?1年?」
「うん これすごい人気でいつもなくてさ、
 これのために生麦中を走り回ったらしい」

「てか生麦でアイス売ってるとこなんて、」


サークルKかデイリーヤマザキかネモトじゃないの
まそうだけど それで1年待ったって言ってた
はあ1年待ってもたいして変わりのない町だけどねえ
あーでもさ、


「その頃はまだキヌヤスーパーがつぶれてなかったって」


おねえちゃん今日はハーゲンダッツにするわ、
と自分でもわからないうちに呟いた。
そこがバーのカウンターなら酔いつぶれた上に
女友達に慰められてる客みたいになってたと思うが、

そこが何にも酔えないサークルKだったために
かろうじてその場を乗り切った。


あ これは?さつまいもアイス
あーそれねー そのまんまの味
そのまんまなんだ じゃ買わなくていいいわね
うん想像できる味って買わないよね基本


「こいつパンが130円だったら諦める派だ」
という確信を抱いたところで、
ふと最近学習能力の高さを売りにしている彼女に
こんな質問をしてみた。


「西郷隆盛は知ってる?」


「なにしたひと?」

「えーとね、」

「西南戦争とか習わなかった?」
「ああー、」


「薩摩藩と長州藩が戦って、」
すみません個人的にテレフォンをさせて下さい


「…というわけで、西南戦争の背景はわかった?」
「へー親友の大久保がねえ」
「まあ歴史をるろうに剣心で憶えないようにね、で説明。」


「西南戦争?」
「うん西南戦争。」
「えっとさー、まずさー、」


「西郷はさ、韓国に行きたいって言ったの。」


それ単なるヨン様ファンじゃん
「…うん、それで?」
「でもさ、大久保とかはさ、
『いまそういう場合じゃないから』って言ったの。」


『片付け終わってからにしなさい』ってな感じでね

「うんそれで?」
「でさ、それでも西郷は韓国に行きたいって言ったの。
 でもダメって言われたから、もういいやってなったの。」

「それで?その頃世間では?」
「世間ではー、士農工商じゃなくてー、」


「武士がニートになったの。」


それニト辺稲造に謝れ

「それで?」
「んでニートになってやることないからー、
 日本全国で暴れまわったの。んで西郷んとこに集まって」


「西郷はニートの親玉になったの。」


いっそ星になって欲しかったね
「それで?」
「それでー、親友の大久保と戦って、自害。
 それが西南戦争で、んで自害したあとー、」


「は?そのあとがあんのまだ」
「そのあとはー、ホラ」


「上野に来て銅像になった。」


観光地の記念碑みたいなシメ方したよ
「そうか、じゃ銅像の横にいる犬の名前は?」

「は?犬?」
「うんあれ名前あんだよちゃんと」「へー何?」


「西郷。」


おばあちゃんそれ苗字だからさ(途中参戦)
「じゃなくて、西郷ナントカ。」
「えー何?」


「西郷ツン。」


それ入試に出るの?いや全くでないと思うけど
じゃ聞いても意味ないじゃん いやそんな事ないって
たまに面白いんだってるろうに剣心読み返すとか


「じゃ西郷隆盛はどういうひと?」
「ニートの親玉。」


おねえちゃんとアイス食べようか、
うん
もう一回西南戦争の説明してごらん
えーっと、



大久保は親友。

乙一になれなかった乙一はだたドリンクバーにたまる青年でしかない

世の中には「気持ち悪い」ということばがある。

それは強力な痛罵の言葉でもあるが、時として新しい遺伝子を持つ者に対し、

凡庸なる観客がその才能を見上げて賛美する言葉にもなりえる。ただし極稀。


「加護って太ったと思わない?」
「…」


いったい、このひとは娘より年下のアイドルに
どうして対抗心を燃やすことができるのだろう


「あのさ母ってさ、」「うん」
「好きな女っているの?」


anan 好きな女 嫌いな女特集

「そうね、許せる女だったらいるわね」


藤原紀香とかすきよ、となんだか得意げに母は言った。
どうして得意げになるのか、私にはよくわからない。


好きな女も好きな男も、私が好きなのはかっこいいひとだ。
ただし嫌いなのはといえば、まあいろんな比喩で言ってるが
ひとことでまとめると、地味な女と、


乙一になれなかった乙一たちへ…


気持ち悪い男である。
気持ち悪いってか、きもい男である。
「ヒロユキは」とか言うつもりは毛頭ない。毛頭ないよ本当。


気持ち悪い男、というのは害してナルシストだ。
いったい何の根拠があるのかわからないが自身満々で、
他人が自分に注目していると信じてはばからない。

(アイドルでもない男性がプロフィールに身体的数値とか
 盛り込むのは勘弁して欲しい。そんな資料は要求しない。)


とまあここまでかなりの攻撃を加えたと思うので、
他方で気持ち悪い男へのフォローを書きたいと思う。


気持ち悪い男が嫌いという声は多いだろうが、
他方で彼らは女にもてるのである。一部の女に。


一部といえどまったく縁談がない女というわけでもなく、
いわゆる生身の男よりは断崖絶壁に惚れこんで、
渡れる橋をふみ外し大河の流れに飛び込むような
自爆方悲劇のヒロイン
がすがりついてきたりする。


そういう女性の罪と罰を語りながら、
気持ち悪い男が好かれる構造について実例をあげて語る。


「ブルーハーツは何で流行らないのかなー」
「みんなもう知らないんじゃないの?」
「んーていうかさー、」

「テンションが気持ち悪いからかなーー」


実際、ファンの女性でも「気持ち悪い」と評するひとは多い。
支持者でさえも認める彼らの「気持ち悪さ」とは何か。
それは何より、スタイルが既成概念にとらわれないとか、
何かしらの新しさをもっていることの証拠である。


と、
多少なりとも自分の運命を娶わせようとする段階で
女は信じる。

まあそんな女性ホルモンの偉大なる勘違いにより、
気持ち悪い男は、本人が望むほどスマートな方法ではないにしても、
領土的野心と危機感をもった負け犬には、わりと好意的な関心をもたれる。


そして彼女たちは大概資産家なので、
あわよくば援助もしてもらえるのかもしれない。ベースの借金とかね。


今回は冒頭から否定した手前、中盤ではフォローするつもりだった。
だがフォローどころか、ただでさえ少ない女性読者の方にも喧嘩を
うってしまったような気がして若干せつない。
やはりフォローするのは苦手だ。物理が期末で2点だったのも納得した。


「乙一になれなかった乙一」ってそもそも何なんだろう?
乙一だって前衛ホラー小説家の肩書きの実、
ファミレスのフォリンクバーでカブトムシのように甘いものを摂取している
ジャージ青年であるというのに…(あとがきを読んだばかり)


と無意識のうちにキモ男を4行叩くくらいは容易らしいと
明らかになったところで、意識的にフォローする事にする。

気持ち悪い男が意外と女(薄幸の)にもてる事は先に述べた。

しかしタトゥーのプロデューサーとまで言わなくても、
もう少しきらびやかなスター性をもって認められているキモ男は
いないものだろうか。


「あれ?それって誰だっけ?巨人の選手??」


という、八王子の罪なき少女に言われた名前をここで出す。
ロックシンガー清春である。


彼の地元ではいま万国博覧会などみんなおいでよ的な
惹かれているが、
彼自身は非常にアンダーグラウンドなオーラを放っている。


彼のオーラはファンをもってすら「気持ち悪い」と言わせるが、
他方でそれはファンが自らを凡庸とするなら、賛美の言葉にもなりえる。

ただマニアックにとどまらずメジャーに受け入れられていて、
徳光和夫氏にも「非常に礼儀正しい好青年」とコメントされるなど、
気持ち悪いと同時に華やかなスター性が世間に認められている

わりと希少な人である。


しかしこの徳光氏、意外にも東海林のり子とともにイエローモンキーファン
である事を踏まえると、あまり「一般人のコメント」としては適切でないかもしれない。

どうでもいいが徳光さん、ライブのJAMで泣くんだろう。
東海林さん、どうかニュースは悲しそうに読んでくれ。


さて気持ち悪い男のスター性についてさらに分析する。
彼らのスター性、カリスマのもとになっているのは、
もてるもてないに関わらず気持ち悪い男が必ずもっている
ナルシズムの働きが原因であると思う。


ナルシズムは、名古屋の少年をスター清春にし得る。
しかし失敗すれば、凡庸な勘違い男にもし得る。


それらをわけるのは、ナルシズムが自己の内面に
ひとつの鏡をおいた時、そこに自分の姿だけでなく、
その姿を眺める他者を発見できるかという事だと思う。

そこで自分の顔かたちや過去の傷を眺めているだけで、
他者からそそがれる視線というものを発見できなければどうか。

永遠に少年は自分のなかで、
自分に興味をもたない他人というものを発見できない。
果たして自意識過剰なだけの気持ち悪い男が誕生する。

いや、でもフォローするけど、一部の女性にはもてるよ。
それは少年のままだから母性本能をそそるのかもしれない。


ナルシズムは少年に、スターになる機会を与える。
それは少年が自己表現の機会を得るからである。

その自己表現に、怜悧な鏡をもって他社の視線を

とらえつづけることが出来れば、あるいは少年はスターとして

自己実現をしえるかもしれない。
その新奇さも、気持ち悪いとか言われながら、

新しい遺伝子として歓迎されるかもしれない。


他方で自己表現の気概をもったはいいが、怜悧な鏡で

自分の目鼻立ちやほくろなんかを眺めるだけの少年は、

スターになりがたいと思う。

自分に興味をもたない他人を想像できないため、
彼の観客席では弁当を食べる者が存在しない。
要するにパフォーマンスを洗練する機会に遭わないから、
いつまでたっても気持ち悪いだけの道化師である。


今回はかなり長々と書いてしまったので、
なんだか読みにくい文章になったなあという気がした。
要旨としては気持ち悪い男は無理です論だったのだが、
それをまあちょっとした言葉でまとめたい。


・負け犬は大概生身の男より断崖絶壁の美景に運命を感じる
・巨人を愛する徳光さんだが、清原だけでなく清春も好きらしい
・東海林のり子は言って置くが青年館のライブにも来ていた
・お清といいベンジーといい名古屋人はナルシストが多いんじゃないか
・「悪いひとたち」が「きもいひとたち」だったら正直愛せない
・乙一になれなかった乙一はドリンクバーにいる青年でしかない


あ、なんだかこの6個に出てくるのが一番まとまっている気がするので、
これをタイトルにしようと思う。
ちなみに東海林のり子、二つ名はロッキンママ。

自由になる前にウォーリーを見飽きる気がした16の夏

彼女は最近、家を空けることが多くなった。

隣町の更生施設に、週に2回ほど通っている。


「大人しく通っていれば、その分早く出られるから。」

誰に教わったでもない文句を繰り返し、

シベリア流刑地の労働者のような背中で行き来している。


それまでの南国極まりない生活とは打って変わり、

当初はその厳しい環境に凍える思いであったらしい。


だが最近ではその温度差にも徐々になれ、

同じようにブチこまれた朋輩とも仲良くやっているという。


「すっかり模範囚だね」と私が言うと、
「ああ模範囚だよ」と、日に焼けた表情を見せて笑った。

「そのうちブルーハーツのライブがみたいね」

更生施設のドキュメンタリーずれした台詞に笑えなくなった。


「いったい何の罪を犯したの?」
「うーんとね、」

 

あの子何習ってきたの? 
それがさ、

アイマイミーマイン、とからしいのよこの時期
「高校二年まで遊び呆けた罪かな。」


あれほどしないと言い張っていた大学受験を、

夏になって急にやっぱりやりたいですと言い出した。

しかし2年間遊び呆けた前科が相当たまっている上に、

もともと収容されないと言うことを聞かない性分のため、

ついに予備校と言う名の更生施設へ収容されることになった。


それにしても彼女、

収容前の英語のレベルは「エヌオーって何?」というものだった。

口が裂けても言えないが、母は英語の教師免許を持っている。


「ヒーラブズハー。」「は?どうしたの?」
「んーいやさ、ウチらの間でさ、」


「三人称単数現在が最大のひっかけだから今」

果たして「TheyにSをつけなくなった」という模範囚の彼女が、

収容される前にシャバの空気をすって指名手配中、

どのような青春の罪状を連ねていたのかを紹介したい。


「あーーー気持ちわるいーーー」
「どうしたの顔色よくないけど」

「えーーとーーー昨日ーーーー」


「ブランコ漕ぎすぎちゃってさーー」


前科その1:ブランコを漕ぎ過ぎて二日酔いになる


「あんた完全にバカ?なんでブランコでそんなに酔うのよ」
「だってさーーーたいていの奴は私に追いつけないんだけどさーー
 たまーにミナとかが出てくるとさーーあいつマジ強くてさーーーー」


前科その2:負けられない場面では80年代のレディース口調になる


「そんでさーブランコ乗ってスコーンを渡すんだよ」「は?」
「ミナとかがスコーン持っててさ、ホラ次で行くよ!!みたいな」


「そのタイミングがなかなか合わなくてさーーーまいったね本当」


前科その3:ブランコでスコーンを受け取るタイミングが合わない


「あんた完全にバカ?ていうかなんでそんな、」


前科その4:現実逃避の方法がボリショイサーカスみたいなことになる


「まあぶっちゃけ、ブランコ漕ぐのって現実逃避なんだよね。」


昨日は生麦で局地的に雷雨がすごかった。
横浜市内でもほかの区はそれほどでもなかったというから、
生麦の志なき不逞浪士がそこいらでバチあたりな事をしたのかもしれない。
ビンゴの景品のスイカを盗むとか。いや真剣にありえるから怖い。


そんなわけで数少ない娯楽、花火に出かけた妹が
深夜の11時を過ぎても連絡ひとつなく、帰ってこない。


そこに、見慣れぬ携帯番号から着信アリ。

タンタララン タンタララン タンタララン♪♪
LOVE PSYCHEDELICOで『Last Smile』

※なるべく明るい気持ちで着信を受け入れたい方です


『あ おねえちゃん?』


見慣れない番号から花火前に聞いた声を聞いて
相対性からWake up,
いま次第に生まれゆくimageはglobal,

どうでもいいけどなんで家族に番号教えないのか


『あんたなんで番号変えたら言わないの?』I m feelin you away


『いやそれよりさーもう雨がすごくてさ』
『雨なんかわかってるわよそれより今どこ?』
『下。』『したぁ?』『家の前。』『じゃ入ってきなさいよ』
『いやそれがさー、』


『バスタオル用意しておいてくれない?』

『はあ?』
『実はバス遅れるって聞いてチャリで帰ってきてさ、』
『はあ?この雨の中チャリで帰ってきた?』 『うんそんで』


『完全に頭から水かぶった状態になってんの。
 本当やっばいよ、途中から変にテンション上がってきて』


『尾崎みたいな気分になっちゃってさ』


前科その5:雷雨の中チャリを飛ばして尾崎になった気になる


『ぬうーーーすんだバーイクではーーしりだすーーー♪』

『じゆうーーーーになれたきがしたーーーーー♪』
『じゅうーーーーーーごのーーーよーーーるーーー♪』


『というわけで頼む』
『調子のんな』ピッ


そんな彼女だが、そもそもどうして大学を受けようという気になったのか?


「だってさー、」
「大学受験の時期になるとヒマじゃん。皆受験で忙しいと」




「その間ずっとウォーリー探してるってわけにもいかないしさ」


余罪:大学受験の志望理由がウォーリーを見飽きるリスクがあるから。

「正直言ってあの子の大学受験コストは想定の範囲外」とあっさり漏らした
バツイチの母に「ウォーリーシリーズ10冊ぐらい買ったらどうか」と提案したい。


死んだら債権を処理するようなロックスターに 

「デビッドボウイ債」というものをご存知だろうか。
これは龍司さんのブログでその存在を知ったのだが、
あまりにその存在にびっくりしたので紹介したいと思う。


「デビッドボウイ債」
David Bowie は97年に300曲以上のレコード売り上げによる著作権を証券化した。
これは「デビッドボウイ債」といわれ、5500万ドルもの資金を調達した。
(実際にはその後、レコード売り上げの低迷で4000万ドルくらいに価値は下がったららしいが)
                       (参考:龍司さんのブログ「∞最前線通信」より


何がすごいってデビッドボウイ、
ロックスターのくせしてちゃんと貧乏対策してるところだ。

「新バンドを組む」以外にもアイデアを持っているのである。


およそ海外のロックスターってのは、

日本のロックスターとは政治経済に関して違う感受性をもってると思う。

いや感受性の面で日本のスターが劣ってるとは思わないが、

歌詞や曲での音楽表現にとらわれず、アクションしてるのが凄いと思う。


そこで日本のロックスターたちのアクションはどうなのか。


「千原君、昨日の新聞読んだ?」
「僕は何を思えばいいんだろう」
「人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない」


なんかね、
いいんだけどね、
いいんだけどちょっと違うような気もするよ


かといってベンジーが参議院選挙とか出られても
いや浮動票あつめるだろうけどね、
ぜったい投票箱にデモテープとか突っ込む奴いるけどね、


なんだかベンジーすごく情緒不安定な理由で辞任しそうだし、
緊急事態にサイレンで踊る彼女に恋をしてる市長はアカンと思うし


なんていうか、
海外のロックスターが不思議ちゃんでも行動するのに対して、
日本のロックスターはあんまり甲斐性無い男ちゃんという感じが


「あの頃はベースの借金があって、」
「昼間の工場とか嫌だったから水商売と女の子に頼るしかないし」
「静岡に戻ってきなさいとか言われていや3万貸してくれとか言って」


ていうか単なるろくでなしっていう気がしてならないんだが


「僕の中のロックアイドルはデビッドボウイだった。」


そこで今回、そのデビッドボウイに憧れてロックを始めたという
日本のロックスターについて紹介したいと思う。イエモンの吉井。


いや、無理矢理イエモンを持ってきたわけではない。
これは本当の話なのだ。どうか信じていただきたい

>ななちゃんの彼氏
えっとアットザブラックホール、10月に持っていけばいいですか? 

              
イエモン初期は実際、ボウイの影響が現れていたのだ。
その証拠として、ファーストアルバムのジャケットを見て頂きたい。

Hunky Dory デビッドボウイ

boy


夜行性のかたつむりとプラスチックのブギー
ザイエローモンキー

kata
「いいから静岡に帰ってきなさい」
と言われてた少年がどれだけボウイに憧れていたか、
このジャケット写真だけでも分かってもらえたと思う。


「僕の中のロックアイドルはデビッドボウイだった」


そんなデビッドボウイに憧れた日本の少年は、
いかにしてロックスターになったのか、
死んでも新聞に載らないような時期から追ってみたいと思う。


「過去にさかのぼって書くとか、面倒くさくない?」


いや大丈夫、書く分には問題ない。

生麦事件の説明ですらウィキペディアからコピペした女だが、

イエモンの過去にしたって頼れるデータベースを見つけてある。


『ロッキンオンジャパン 2万字インタビュー』


音楽雑誌ロッキンオンジャパンの有名な企画。

過去にはイエモンが受け、最近ではラルクが受けている。
「ロックスターにインタビューし、生い立ちから2万字ほど喋らせる」

という、なんとも渋谷陽一極まりない企画だったりする。


しかし利用するにあたって多少不安があった。

現在どんなにいい奴でも、過去を2万字も喋らせたらどうだろう。

冒頭1万8000字くらいを懺悔に費やすのは私だけではないと思う。

ましてやロックスター目指して母子家庭を家出してきた少年とくれば


ロッキンオンジャパン2万字インタビュー 吉井和哉

「旅芸人の息子に生まれ、人生の裏街道を突っ走ってきた
『心に茨を持つ少年』吉井和哉」
「今だからこそ語る赤裸々なダークサイドストーリー」


 --吉井さんが憶えてる一番旧い記憶ってどういうものですか
 「えーっとね、あそうだ!なんか俺がイタズラしてお父さんにね、
 両手両足を縄で縛られて暗い部屋に放り投げられて、

 死ぬかと思いました。」


ああもうこの時点で読みたくねえ
ぜんぜん読みたくねえよそんな話 


というわけでその全体像に関しては触れないが、
(読みたい人は自分で買って読んだらいいよ)
売れるまではロックスターとは呼ばれない、彼のそれまではろくでもなかった。


というわけで、
「4枚目まで泣かず飛ばず」と言われていた彼らの、

初期の歌詞とあわせてジゴロ伝説を紹介していきたいと思う。


『虹の出るマシンガンと声を出してカンバセーション』
 「2ndまで歌詞に意味はないです。
 歌詞ができてないのにハナモゲで歌ってた事もあるし」


『死んだら新聞に載るようなロックスターに』
 「僕はライブ以上の狂った目をして販売員の股間をなでてやりました。
  そいつは逃げてきました。みんな、朝日は取るなよ!!」


『あなたが醜いブタでもいい困る事など何もない』
 「水商売のバイトしてて、女に食わせて貰いつつも捨てつつ」


『審美の目玉がわれてるよ あやつり人間』
 「くそっまた安室ちゃんか!俺たちも早くスーパーモンキーになりたい」


『ここから早く出たいよ』
 「静岡に帰ってきて養ってちょうだい、とか言われて
  
とりあえずベースの借金があるから3万貸してくれと」


『べらぼうなお金を掴みたいならいまつきまくってる僕にかけなよ』
 「そのうち10倍にして返してやるからと、」



「デビッドボウイ債」


こういう如才ない発想を静岡の少年がしていたら、
売れないロックスターでも貧乏じゃなかっただろうにと思った。


でも「最近政治に関心が強くなってきた」というベンジーが
参議院議員に立候補したりするよりは
和歌山のシャチに同情しているほうがいいのと同様、


日本のロックスターは「債権って何?」の方がいいと思った。
ロックスターよ義務教育を終えたらそれ以上勉強しないでくれ


教科書が教えない生麦事件の真相(ヤンキー抗争に巻き込まれた説)

以下の要素に2つ以上あてはまる人は
これから書くものを読まないで下さい。


□日本史受験を控えている
□すぐうのみにしやすいたちだ
□弟妹に頭が上がらない長男長女だ
□生麦事件の真相を知りたいと思っている


生麦事件の真相について。
本当は地元ヤンキーによる小競り合いが原因説。


生麦事件(ウィキペディア調べ)
生麦事件(なまむぎじけん)は、江戸時代末期の文久2年8月21日(1862年9月14日)に、武蔵国橘樹郡生麦村(現 神奈川県横浜市鶴見区生麦)付近において、薩摩藩士がイギリス人を殺傷した事件である。京急本線生麦駅近くに事件の石碑が残る。

生麦村の様子 (1862年)江戸から京都に向かう途中であった薩摩藩主島津忠義の父 島津久光の行列が生麦村に差し掛かった所、前方を横浜在住のイギリス人4人(ウィリアム・マーシャル、ウッジロップ・チャールズ・クラーク、チャールズ・レノックス・リチャードソン、マーガレット・ポロデイル)が乗馬のまま横切った。

これに怒った一部藩士が斬りかかり、リチャードソン1人が死亡、マーシャルとクラークの2人が負傷した。

この事件でイギリスは薩摩藩に関係者の処罰と賠償を要求するが、薩摩藩は拒否し、結果として翌年 薩英戦争が勃発する。


ですが、地元民の伝承ではどのようなことになっているかを
ご説明させていただきたいと思います。


生麦事件


「外タレが来るらしい」


マジで?誰?
山口智子?深田恭子?トムヨーク?


「バッカこれは暗号だよォ…?」

『集会』は土曜  喧嘩ァ 『上等』


果たしてあのころ「テルミテルミテルミ」読んでた
ひとってどれくらいいるんでしょうか?

「特攻の拓」ならわかりますか?セロニアス天羽?
すみません読んだときには天羽君が亡くなってました
タッチ同様


しかし暗号説など知らない住民は、
「本当に外タレが来るのか」とかヨン様くらいしか想像できないのに
外タレ求めて沿道につめかけます。娯楽なんて滅多に通らない町です。


しかし沿道には「喧嘩上等」の意味を解読したヤンキーの姿。
道を挟んで一触即発の空気。
絵が描けないという人は『パッチギ!』とかを観るといいです。


そこで不運にも、実際に外タレ4名が登場。


↓芸能人に対する生麦人のリアクション例
『本物だーーーーーー!!!』http://ameblo.jp/kokontouzai/entry-10002714198.html


↓一触即発からケンカを始める若者のリアクション例
『これがパッチギじゃーーーーー!!!』


というわけで、外タレを交えて地元住民が大騒動。
いつもの小競り合いだというのに、群集心理で凄い熱狂。


AM:00:20 
「ヒロ君いました?」「いや、いねー」
「あ金子クンいいっすよ俺らでヒロ君探しときますから」


生麦駅前でチャリ2ケツの中学生ヤンキーの会話


「あのヒロ君何したんだろ…」
「あれじゃない、仲間の金を持って彼女と逃げたとかじゃない?」

母の発想ってやっぱり70年代だな、
とか
思ったりもする以前に、やっぱり起きてる現象が70年代の生麦、
70年代っていうか、60年代っていうか、


1860年代からずっとこんな感じなんだなって思う生麦、
今も昔も血気盛んなヤンキーたちの小競り合いに
巻き込まれて負傷するような事件が後を絶たなかったりします。


そしてあの生麦事件、幕府の公式見解では

「英側が大名行列に突っ込んだ為、藩士が無礼打ちにした」

というものでしたが、

なんだかちょっとこれ怪しいと思います。


大名行列という珍しい機会


これは文化的正当防衛を主張しすぎじゃないか
ひょっとして、
諸外国には言えないような背景があったのではないか


そして事件現場は、生麦。
「生麦ってあれでしょ?なんかヤンキーがいたりするとこでしょ?」


ひょっとして ひょっとして、
「緊急事態です!!」 
「生麦の青少年の乱闘に巻き込まれて外国人が死傷した模様!!」
「何!?」

「諸外国にはどう説明しましょう」


 あの町では10代の若者が定期的に乱闘する文化があります
 まあそういう文化なのですあの辺りは 娯楽がないですから


「なんて言えないですよ、近代化だってこれからじゃないですか」
「うむ…」
「公式見解でこんな事言ったら、日本の地位はどうなります?」
「うむ…」
「列強はアジアで何をしています?未開と見られては侵略されるだけだ」
「うむ…」


「日本が単なる娯楽のない野蛮な国だと思われてもいいんですか!!」

「うむ…」
そうして、血気あふれる幕臣の説得によって事実は葬られ、
『無謀にも大名行列に突っ込んだから反撃したのだ』
という、

『列強の侵略に対して日本文化は自己防衛の気概を表す』
ことの事例としてこの事件を仕立て上げたのでしょう。


だって、幾ら何でも、これから文明国に追いつこうって国が、

「すみません治安の悪い土地で」
とは、
言えないじゃないですか。言えないままに、生麦は近代化していない。


そして全体的に大ウソだから教科書が教えてくれる歴史を信じようねという話。



「生麦の焼肉屋の進化」を予想する夏休み日記。

さて皆さん生麦でいかがお過ごしでしょうか?



生麦なんて来たことがない?
特に人生において用がない?


その方が幸せだと思います、
ってうなずいている場合ではないのですが、
(村八分にされてビンゴに入れて貰えなくなる)


私は用もないのに住民なので生麦に住んでいます。
しかし前回前々回とこき下ろしてきたので、
生麦でも羽振りのいいほうの話をしてみたいと思います。


生麦 羽振りがいい 店  【検索】 


検索結果 1件 が該当しました


これから私が何を話そうとしてるのか、
恐らく生麦の住民なら既にわかったと思います。

何を話そうっていうか、


何の肉を焼こうかっていうか、


えっと

口がすべった感じで紹介したいお店があります。


元々たそがれ時なんかに帰る侍はいない生麦、
深夜酔いどれ侍(ソースなんだっけ?)と化した
お父さんたちを人魚の歌声のように誘うのが、


肉を焼く匂い。


これはこれは、とノリスケおじさんのように
あっさりと誘われてしまう虎穴の名前は、


焼肉屋 K城苑 
※本気で店のおばさんが怖いので保護してます


このパチンコ屋の向こうにある焼肉屋、
生麦では唯一と言っていいくらいの右肩上がりの店です。


『生麦から上場する可能性のある企業と言えば?』と訊けば
住民の9割が「上場って?」って答えることが予想されますが、
たぶん知識人の間ではK城苑という意見が多いはずです。


そんなK城苑、

いまやそびえたつビルの高さは怒髪天を突く勢い、
デビル安西じゃないが屋上にバスケットゴールまで出来る勢い、
「そのうちNIKEあたりがCMで使うんじゃないか」
などといった、まさに杞憂天を落っことすと言った生麦で
夢を与えてくれるモニュメントなのです (注:一住宅です)


そこで前回、前々回と、「いい人なのに如才ない」という
あたかも外交官に求められるような資質を備えた雪国出身
実は理系のシゲ氏に協力を依頼し、
こんなことを考えてみました。生麦町興し企画第三弾、


もう鶴見の属国とは呼ばせない、
生麦に経済的自立の夢を!!
オレンジ祭以外で生麦に祭を!!


頑張れK城苑!!
「焼肉屋の次の進化を予想する夏休み日記。」


ゆなの発言:もう肉を焼かなくてもよくなる。

 思い出しましたが、大して焼肉が好きじゃないです。

  ゆなの発言:暖炉で肉を焼くシステムになる。
 

 ああハイジとかに影響される娘ですねこれは

 

ゆなの発言:置いてある雑誌がヤンマガからヴァンサンカンになる。
シゲの発言:タレに「オレンジソース」が追加されフレンチの気配が見えてくる。


貧乏学生たちの考えるセレブ像がみえてきました

 

  ゆなの発言: ヨン様が来店したときの写真が飾られる。
   シゲの発言:その横に香田晋の「京城苑さん江」と書いたサインが飾られる、


芸能人への視線がまだ80年代ですねこの子達

 

 シゲの発言:垢抜けないTVCM放送開始。   

さあ、ここからが垢抜けない祭りですよ

  

 ゆな の発言:垢抜けないテーマソングを作る。
   シゲの発言:垢抜けないギフトセットを販売開始。

 
    ゆなの発言:店員が徐々に垢抜けてくる。

おっと一番垢抜けない商品に突っ込んでしまいました

 

 シゲの発言:ライバル店に「あの店はミミズの肉を使ってる。」という噂を流される。
    ゆなの発言:そもそも生麦に焼肉屋は京城苑しかない。


発言、ていうか報道ですねこれは


    シゲの発言:庶民シュートの練習を始める。
    ゆなの発言: 店員の袖まくりが日向小次郎みたいになる。


何故か雷獣シュートを連想した娘がいますね


シゲの発言:ドンペリコールの練習に熱を入れる。

「昨日そういうドキュメンタリー見たばっかり」って感じですね


ゆなの発言:バスケがしたくてバイトが戻ってくる。

あ「庶民シュート」でようやく絵が描けたようですよ

 シゲの発言:店内から「クリリンのことかーー!」と聞こえる。

ああ…ジャンプネタでついにクリリンが登場…

これヘタすると「天津飯さんさようならーー!!」まで長引くんですよね…

 

ゆなの発言:店員が「これはクリリンの分」と言って出す
シゲの発言:「クリリンの分」がナムル(小)だ。

   

    ゆなの発言: メニューにヤムチャ登場。

  シゲの発言:若貴問題に対する意見をしきりに求めてくる。

正直、ブルマの絵を用意してたのは私だけじゃないと思います

 

    ゆなの発言:美人広報が登場する。
   シゲの発言:「今、アメリカで大ブーム!」と看板に書き出す。

は?アメリカ?

生麦は鎖国しているのでそんな国知りません。
幕末から治安は回復してないですし、
最大産業であるパチンコ屋で吉宗の支持率は圧倒的ですし。


ただ実際問題、黒船が来たのは浦賀らしいですが、
京浜急行線には生麦、浦賀以外にも日本史名所が
実はたくさんあったりするのです。


三浦海岸
案針塚
金沢文庫
品川
泉岳寺


そして生麦から出て
プルルルルルルルルルルルルルルル
浦賀行の列車 間もなく発車いたします


「そのとき歴史が動いた」という気分になります。

日本史で生麦事件を学ばれた方、是非一度はお越しください。

ホームからみてパチンコ屋とバスケゴールのある焼肉屋が目印!!


は?アメリカ?

生麦は鎖国しているのでそんな国知りません。


すみません早くも前言撤回です、

生麦人たちが御用達のカラオケボックス(持ち込み容認)に


『アメリカンドリーム』 という店がありました。

訂正してお詫びさせていただきます。申し訳ありませんでした。

「生麦のるるぶ掲載」を目指す夏休み日記。

皆さんの故郷についてお尋ねします。
皆さん、ご自分の故郷はどこだと思いますか?


生まれてからずっと育った町ですか?
あるいは人生の中で、大事な思い出をくれた町ですか?


そのどちらでもない小さな町を私は故郷と呼んでいます。


生麦


皆さんの町には、特急が止まりますか?
止まりませんか。そうですか。
生麦もです。


じゃあ国道何号線が通っていますか?
生麦は1号線が通っているのが自慢です。何故か通称はニコク


皆さんの町には、TSUTAYAが半径1キロ以内にありますか?
有隣堂を隣町にいけば有る本屋だと思っていませんか?


人生の中で一度でも、ハンバーガーショップが出来るという
うわさを聞いた事がありますか?
「狭すぎて断られたらしい」

という、シビアな現実まで聞いたことが、ありますでしょうか?


さて生麦がどのような町であるか、
なんとなくイメージはもってもらえたと思います。

そこで核心にせまる質問をさせて頂きたいと思います。


皆さんの町は、ASEAN加盟を目指していますか?

いやそこまでいくことはなくても、

皆さんの町は、雑誌るるぶに掲載された事はありますか?


生麦は実は出たいのです。町興しのためにも。
同じ神奈川県なのに、鎌倉市とはえらい扱いが違う。

こっちだってアジサイくらい咲くんですよ。無縁仏だってあるんです。


そこで例によって夏休み期間限定企画
ここは生麦のるるぶ掲載を目指す日記になりました。

「何故幕末から一向にるるぶに掲載されないのか?」
「いったい生麦の中で何がいけないというのか?」


とまあでかいタイトルを掲げたまではよかったのですが、

ここでハプニングが起きました。


何しろたいして好きでもないし故郷だったので、

やる前からすでにやる気を失ってしまったのです。ではどうぞ。

イメージとしては早起きを強いられた乙一くらいのテンション

イメージしてください。


   ゆなの発言:ウォータースライダーが無い。
  シゲの発言:小仏だ。


すんごい会話のバッティングセンターです
相手なんて存在してません同じ方向見ても
ただただ自分のブースで打つのみ打つのみ


ゆなの発言: 本当は房総半島のさきっちょにある。

日本列島改造計画


シゲの発言: イギリスによる圧力。


まだ薩英戦争のしこりが残ってたんですね


ゆなの発言: 解散のプレッシャー。

実際解散しちゃいましたからね


    ゆなの発言: ユニクロが流行る前につぶれた。

これは単なる事実ですね。
同義語としては「R25に興味を示さない」というものもあります。


   シゲの発言: 音楽性の違い。

彼はオレンジレンジがあまり好きでないようです。私もですが。


ゆなの発言: るるぶより語呂が悪い。


語呂にかけては生麦、失笑を買う自信はあります。

シゲの発言: るるぶ編集長は子安の生まれらしい。


本人曰く、まったくソースはないそうです。

  ゆなの発言: ソロ活動がしにくい。


これ今見ると、「解散のプレッシャー」が伏線だった気がします。

    ゆなの発言: あみだくじに弱い。
   シゲの発言: 誘致合戦の末、ロンドンに負けた。


指定都市篇が展開されています

そしてイギリスという事でお約束


  ゆなの発言: 幕末からテロ対策政令指定都市だ。

節操がないようですが、許してくださいあれは池田屋なんですこの町の


    シゲの発言:むしろ「地球の歩き方」の管轄だ。

生麦の治安レベルをASEAN諸国と比較した発言です。

     ゆなの発言: ねぶた祭妨害に若者が出払っている。

ありえることですが、今年は人数少なかったようで濡れ衣でした。


    シゲの発言:「食べる」のコンテンツがどうやっても京城苑以外出てこないから。
    ゆなの発言: 負け犬OLに好かれる要素が全くないから。


たまにケーキバイキングとかあるといいんですけどね。

     シゲの発言:台湾のように初心者歓迎してくれないから。
    ゆなの発言: まだヨーヨーが流行っているから。


台湾ということでデザート系で「ナタデココ」とか言ってもよかったですね。


しかしナタデココは大げさにしても、ゼリー界生麦シェアナンバーワン

間違いなく「たらみ」であると思われます。



さて「たらみ」のゼリーバイキングで、るるぶ読者は食いついてくれるんでしょうか。