ロックと世間体とどっちが大事なのよ | 「ぎんなん並木」と読む東大生日記。

ロックと世間体とどっちが大事なのよ

こんばんは。カシオレが好きですか?ゆなです。タイ料理が苦手。

 

ところで皆さんはロックは好きですか?

私はわりと好きです。たしなむ程度にやんちゃです。(BY Gackt)

 

うちの家族もさりげなくロックに関心があります。

妹なんか親に隠れてブルーハーツのDVDとかヤフオクで購入するという

行為自体がロックな奴です。

また従妹なんかは中2らしく木村カエラちゃん可愛いとかほざいてますが

 

私は知っています。

 

彼女の母(叔母)がファンだったために

彼女の胎教がブルーハーツであったことを(※難産でした。)

 

ちなみに、

 

うちの父は中森明菜のファンであったのですが、

私の胎教等にはさすがに用いられなかったと思ってます

 

しかし

 

ゆなのなが菜です。親父よ、少々ロックが過ぎるのだが

さてそんな哀しい生い立ちの話はいいです。

「哀しい生い立ちで食ってるアーティストは結構いると思う」と主張する会、

いやそんな今立ち上げた組織もどうでもいいです。(でもちょっと発展してほしい。)

 

我が家は多少ロックに関心があるのですが、

いかんせん田舎者です。田舎育ちです。

雄大な自然に感性をあらわれたのでもなく、

都会で神経を磨いたわけでもないのです。1時間100円のプールに浸かってただけで。

 

だからロックのひとが時々、ただヘンな人に見えるのです

 

「Gacktは、」

 

「3週間くらい寝なくても平気なんだって?」

 

 

おばあちゃん、

 

「それはないと思う。」「だってテレビでこないださ、」

「だってありえないじゃん3週間とか」「いやそれが平気なんだってよ」

 

「しかも、」

 

「寝るときはバタッて、気絶するように眠るんだって?」

 

いやそれは、

 

「Gacktが『1日7時間寝てます。』とか言ったら何かがっかりだから…」

「何でがっかりなのよ」「いやよくわかんないけど…」「何よわかんないんじゃないのよ東大のくせに」

「いやだって東大で習わないしさそんな、」

 

近代音楽の反逆者のアイデンティティと睡眠時間との関連性について

多角的視点からの考察(木曜2限1311)

 

学生による積極的な参加を歓迎されてもさ…

「おねえちゃんブルーハーツは何故ライブDVDボックスが出ないのかな。」

 

 

「そっかないんだ。」

「うん、そういうの(→イエモンライブDVDボックス)出たらいいのにって思う。」

「そうか気の毒だね。」

 

うちらが好きなバンドって古過ぎて知った時には解散してたから、

「ライブはDVDで見るしかないものね。」

「あったら誕生日にそれが欲しい。」

「あったらクリスマスにサンタにでも頼めるのにね。」

 

でもクリスマスといえばお母さん、

あんたがまだ信じてる時分から経費削減でプレゼント打ち切ってたわね

 

「『サンタの国いまデフレだから』とかお姉ちゃん、あんたに訳わかんないフォローをしたわね」

「あーまあ結局あの年に知ったけどね」

 

つーか

 

小学校5年まで信じてたお前もなかなかロッキンオン家計簿だったんだよ

 

「ライブDVD出ないのかなー」

「何で出ないんだろー」「さあ何でかしらねー」

 

「テンションが気持悪いからかなー」

 

 

「お前ブルーハーツ好きなんじゃないの?」え好きだよ。でもライブの動きがキモイんだよ」

「は?何でキモイの?」「なんかピョンピョン飛び跳ねたりするの。ずっと。それが何かキモい」

 

ていうか

一応ファンならキモいって言うのやめなよ、と言った私に、奴はこう答えた。

まあ音楽もライブもいいんだけどちょっとキモイなって思う自分との戦い。」

ブルースカイ

アンド

トゥルーマインド

お願いだ 「ライブの動きがキモい」というワードで

わかるひとだけわかってくれ 世の中の

ロックと呼ばれる音楽が好きな奴らの中で

椎名林檎ファンより

Coccoファンより

黒夢のファンより

吉井和哉のファンほどキモさと戦ってる人種はいねえ(ハードレイン)

「ラジオで『神様がね、』とか『~なの。』っていう口調に引いたんですが。」

という、

女性ファンの方のご意見はもっともだ

それこそカシオレを頼む男より、

「20歳の時は神様を恨んだけど、いまはもう恨んでない。」

とか言う38の男の方が普通にどうしようもないと思う

 

ではここでちょっと悪ノリして

 

イエモンのキモさが漠然としている第三世代のために

くわしくキモさを解説していく事にする。

 

イエモンと言うより今は、、YOSHII LOVINSONの方が知られてるかもしれない。

だがそのロビンソン(表記ダルくなった)、1stアルバムを出した時は、

実際まだイエモンが解散していなかったのだ。活動休止中だった。

 

恐らくミッシェル然りブランキー然り、ロックバンドの解散には

すさまじい懊悩があった事だろう。それは想像に難くない。

 

だがその1stアルバムのタイトルが

 

『アット・ザ・ブラックホール』

 

勘弁してくれ

 

勘弁してくれマジブラックホールは重すぎるぜ

「光が見えない」ってあんた、

そいやイエモンの曲で「幸せで目が見えない」ってのもあったけれども(マジ救えねえ)

 

で、

 

聴いてみた。

 

愛しい屍に鳥達がやってきて

蜻蛉に揺られながら

残さず食べていった

 

ああ…

 

NOBODY’S OK? NOBODY’S OK? 

疑問形だ…(答えたくない)

 

つか誰だよ 

この男に

 

鳥葬とか教えたの…(悪意はないのか)

「ファックを送信します。」

とか無駄に予算つかって実際に音声つくるなって…(大人のグレ方)

そんなヘビーな1曲目で始まり、

「結婚しようよBABY 一寸先の闇で」

告った直後にまたブラックホールを出現させ

 

その後「ひとりぼっちの『ぼっち』って何?」

という激しいグレっぷりを見せた挙句、「セミダブル溺死体」で落ちる。

さっぱり意味がわからない自分がアットザブラックホールな気分

 

までもロッカーは皆異端児でないといけないよね。

そんなもんだよねきっと

これからっていうデビューアルバムで「永遠てむなしいもんさ…」と言い放つやんちゃぶりも

何気に計算してるもんだよねきっと

 

だからそんなキモさに、引かずに負けずについていったらいいんだと思うよ。

ロックのファンはあくまで、キモさと世間体と戦わなきゃいけない。

 

それが吉井さんの場合はちっとキツいのかもしれないけど

あえて言おうそのキツさに耐えるのがジャガーハードペインだ。

 

あわかんない人向けに言うけど、イエモン初期にジャガーハードペインていうアルバムがあったの。日本兵「ジャガー」が主人公の。

で吉井さんが丸坊主になって「僕はジャガーーー確か殺されたーーあーの娘の前でーーーー」

とか「だから売れないんだよ…」みたいな曲出してたの。すごいよジャガーさん。本当キモいけど実際。