長谷川熙氏は元朝日新聞社員でありながら、或いは寧ろ朝日新聞社員であり内部事情に詳しいのからか、基本小川榮太郎氏の著作等で示された、一連の朝日新聞のモリカケ捏造報道を非難。そして、巻末でこの国の朝日新聞に象徴されるオールドインテリジェンシーの内向的、非建設的で根強い自虐的、病的な思考回路、指向を暴露し、問題提起している様にも思えた。オールドインテリジェンシーと対峙する上で、彼らの思考過程を理解することは重要である。以下彼らの思考過程を端的に表しているところを抜粋。
「それは戦中の日本ならそういう非道はやったに違いないと思い込む日本罪悪史観と、その史観に掉さして自ら日本叩きをすると生じる一種の被虐・倒錯快感にしびれる精神現象、この二つが重なって軍慰安婦強制連行虚言に朝日新聞は飛び付き、.............この日本罪悪史観と被虐快感的心理の結合は、激しい攘夷から一転して西洋文化・文明を崇拝するとりわけ明治維新以降、そして、...........あの敗戦以後の日本の知識層の宿痾(しゅくあ、持病)と私は思います。」
「特にあの敗戦後に六年有余の連合国の占領下に置かれて日本人は徹底した日本罪悪史観の洗脳を受け。朝日新聞と、外来史観に飛び付き易い質の知識層の強い共振、共鳴現象が起こります。」
「日本罪悪史観を、政治家として相当に妥協しつつもこれを克服しようとしているかに見える安部晋三氏はどうしてもかかる朝日新聞の仇敵となってしまい.............」
謙虚な国民性も相まって、明治維新以降の西洋コンプレックスが未だ払しょくされていない気もするし、維新後自信をつけてきたのに敗戦により裏切られた様な気持ちになり、戦勝国による洗脳もあり自虐史観が美徳になってしまったのだろう。