中国防空識別圏問題における安倍首相記者会見回想 | 桃の助ブログ

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一年程前、一昨年12月安倍総理の記者会見。ツイッターをやっていて、610分前からしか見られなかったが、外国の記者もいる中、国際標準を意識してか、海外の記者から失笑を買うような国内の記者の自虐的な質問が無くてよかった。

 安倍総理の演説も良かったに違いない。記者達はそれに圧されたのかもしれない。

 

 フジテレビ記者の質問が良かった。中国防空識別圏に関して飛行プランを日本は中国に提出しない方針だが、その方針を各国に求めていく考えはあるか。フライトプランを提出した各国が間違っており、それを正す考えはあるかとの問いにも受け取れる。

 

 一方的な防空識別圏を設けた中国に、日本は領空の防衛を妨げられる恐れがあり、また、各国も公海上空の自由な飛行を妨げられる恐れもある。中国の防空識別圏は日本を最も重要なターゲットにしたものであり、日本が最も損害を被る。また各国も損害を被る事にもなり、これは日本を中心として国際的な被害をもたらし、国際的なルールを無視した、国際的に許されない行為であり、国際的に糾弾されるべきものである。この観点からは、国際社会は連携してこの中国の違法行為を糾弾するべきで、基本的には中国に防空識別圏を認めさせるような、フライトプランを出すべきでなく、被害の中心国である日本はこの主張を各国に求めるものである。

 

 そして、日本の領空を侵犯する意図のある、この識別圏には、他国に比し、繰り返しなるが日本にとって重要な意味があり、他国がフライトプランを出したとしても、日本はこれを出すべきではない。日本としては絶対に認められない。

 共同通信の防空識別圏の記事に韓国からの発信記事に付け足す形で、日本だけフライトプランを出さず孤立化などの記載があったが、その表現は誤っている。何か余り国際的に良くない判断で孤立しているかのような表現。日本の主張は、国際ルールを無視して、日本を中心として国際社会に損害を与える中国の政策を受け入れられないと主張しているだけである。この識別圏で孤立しようとしているのは中国である。

 

 対して、フジテレビ記者の質問は全うに思える。共同通信の記事は何か反日国の通信社の記事の様で、中立でもなく日本を陥れようとしているとしか思えない。

 ただ、首相も述べていた様に、民間航空機の安全は保障されなければいけない。自衛隊による監視も含めた一層の安全対策が望まれるが、決して中国の脅しには屈しないようにしないといけない。


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