すき家深夜労働 | 桃の助ブログ

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昨年8月頃の7時のNHKニュースでサービス業、建設業の労働力不足、ブラック企業について一つのニュースとして取り上げられていた。前半部分はそのテーマの中心である労働力不足の実態をレポート。後半はブラック企業について。

 
  不審に思ったのはその前半の時間帯で、すき家の過酷労働への是正勧告が取り上げられたこと。深夜に一人で勤務させるのは労働条件として過酷であるという是正勧告。防犯上も良くないのは明らか。実際に強盗事件も起こっている。

  そもそも会社の方針に問題があるのに、労働力不足が背景にあるといった情報操作がある様に思え、NHKの作為、問題の摩り替えを感じた。会社の代表のインタビューでも、労働力不足が背景にあり厳しい状況にあるという言い訳を紹介していた。店舗の休業も多い事も労働力不足の流れで報じられていた様な印象を受けた。ただ、店舗の休業に関しては確かに人手不足も影響はあるかも知れないが、過酷労働に関しては言い訳にならないと思った。もちろん、労働環境の悪い所は人手不足になり、店舗休業に関しても根本は労働環境にあるのではと思う。

 
 今回の是正勧告は、すき家のブラックな経営方針に注文を付ける為に施行されたもの。NHKの恣意的な報道により当企業が責任逃れをする可能性もある。なぜ、庇う必要があるのか疑問。労働力不足が背景にあるかも知れないが、上述したように根本は会社の経営方針に問題が有る。以前から、一人での勤務での危険性、過酷性は指摘されていた。企業が人員を絞るのは、主に人件費を抑えるためにする事だ。NHKのこの偏向ともいえる報道は政治的な背景でもあるのか。

 このニュースの後半ではブラック企業の実態も伝えられたが、すき屋はあくまでも前半の労働力不足の時間に取り上げられ、後半のブラック企業の部分と切り離されていた感じを受けた。本来なら後半部分で取り上げられるべきだと思った。

 
 改めて思うに、深夜営業は企業が利益を求めて行っていると思うが、必要以上にその数が多いのではないか。過当競争が実態ではないか。その上貴重な労働力が過酷な労働で疲弊し、結局本当に必要なところに回らなくなる。ブラック企業ではその疲弊は猶更である。不必要とも言える深夜労働が労働力不足の一要因に却ってなっているのではと思う。

 
 NHKは偏向報道を止め、もっと本質的な所をついて報道するように心がけてほしい。

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