懇意にしてもらってる保護活動家さん二人から

「保護っ仔が亡くなった」
「明日の朝まで持たんと思う」
と、それぞれ連絡が来た

どちらも中型雑談犬で
亡くなった仔は保護活動家さんの所に行った時には、身体中に癌がありそれを知った元の飼い主さんから飼育放棄された仔だった。
身体は大きくても穏やかな性格で、とても可愛い仔だった。
獣医師さんには
「余命1ヶ月」
と言われたのに、保護活動家さんは手術を受けさせ治療を続け、半年以上は生きてくれた。
足が立たなくなっての大往生だった。

もう1匹は迷子犬として収容され、後ろ足が立たないと言われてそれでも引き出したら、少しずつ立てるようになって散歩も行けるようになったけど、体調が思わしくなくて譲渡に至らず保護活動家さんちの仔になった。
多分朝までには亡くなるらしい。

こんな話、正直しんどい。
身体やなくて、気持ちがしんどいんですよ!

なんでなん?
癌がわかってもう長く生きられん仔を、なんで手放すことができるんですか?
殺処分されるとわかってて、なんで引き渡すことができるんですか?

飼い主さんと縁も所縁もない全くの赤の他人が引き取って、数万円の手術を受けさせて死期が近付いた仔に手を噛まれながら何かを食べさせて、痛いのにそれより食べてくれたと喜んで、見送るための心の準備をして、逝ったら逝ったで目蓋も顔も腫れるほどにみんなで泣くのはなんでなん?

よぉ、飼い主さんよぉ
犬や猫の寿命が人より短いのは最初っからわかっとることやろ?知らんかったとは言わんとってよ!
犬や猫でも人と同じような病気もするんよ!これも知らんかったと言うなよ!

今まで何べんも言うてきたけど、誰かがなんとかしてくれるってのそろそろ辞めてくれんかなぁ!
誰かがじゃなくてあんたがどうにかしなさいよ!死なせるんやなくて、生かしてやれよ!あんたの傍で、あんたの手で撫でられながら逝かせてやれよ!

私ら保護活動家がどんな想いで見送りよるか考えたことあるんか!ないやろ!
うん、ないと思うで!
でも少しくらいは考えてくれや!
保護活動家の手元で逝く仔の気持ちや、どっかの誰かの犬や猫の最期に付き合う人の想い!

たいがいにせぇよ!

と、一度で良いから直接言うてみたい。よぉ言わんけん、書いてみた。

明日は癌だった仔の火葬をする。
明日の朝には立てません詐欺した仔の心臓は動いてない。