《砕けた腰骨》

このレントゲン写真を公開するかどうか…随分考えました。

わかりますか?
腰骨がグジャグジャに砕けて、そのうちの1本は肉と皮膚を突き破って露出しています。

おそらく腰の辺りを自動車のタイヤに激しく轢かれたと思われる成猫ちゃんのレントゲン写真です。

この仔が蹲っているのを見つけた方が、動物病院に搬送してくださり、センターに収容され、幸呼の会にやってきました。

「助かるの?」
わかりません、とても厳しい状態です。この腰では脚も立たず、排尿はできていますが、排便は充分ではありません。
現在、無菌室に入院して点滴治療を受け、穴が空いた所が化膿しないように処置され、貧血の治療もあり…これで生きているのが不思議なくらいです。

この仔を見つけて病院に搬送してくださった方、ありがとうございました!あなたのおかげで今この仔は生きています。これから先、どうなるかわかりませんが、今はまだ生きています。ありがとうございました。

この仔を轢いた運転手さん、きっと衝撃があったと思います。気が付かなかったですか?
これほどの酷い怪我をしているのに、とても人懐っこく可愛い仔です。

幸呼の会は以前にも書きました。
「轢いたり撥ねたりしたら逃げないでください。早急に動物病院に搬送してください」
と…。

そして幸呼の会は、とても悔しく悲しく腹立たしく、それでも今はただこの仔の命が力尽きないように祈ることしかできません。

夏休みになり、とても暑いし交通量も増えるし、皆さんいろいろと大変でしょうけど、そこら辺に居る小さな命達にもお心をお寄せください。

どうか、こんな風に大怪我をした仔がセンターに収容されることのないように、ご協力よろしくお願いします。