《昨日のこと》
今年2月に新しい飼い主さんの元へ行った絵音ちゃん、行った当初から膵臓の数値が悪く、長くないだろうと覚悟をされて治療をしながら可愛がってくださっていましたが、4月20日に亡くなりました。
昨日4月29日、ご実家への帰省途中に
「絵音ちゃんのお骨の一部を絵音ちゃんが保護された付近に戻してあげたい」
と愛媛県に立ち寄ってくださいました。
GWを利用しての帰省を決められた時に愛媛経由のルートにされて
「絵音ちゃんにもう一度愛媛の地を踏ませてあげたい」
と仰ってましたし、ご連絡をいただいて私も絵音ちゃんに再び会えるのを楽しみにしていましたが、残念なことになりました。
絵音ちゃんが保護されたのは、山間の小さな集落でした。
病気を抱えた絵音ちゃんに長距離を移動できるはずもなく、どうしてこんな場所で…と思うばかりでした。
元の飼い主さんは、絵音ちゃんの状態からもう死ぬと思って手離したのか、居なくなったのに捜さなかったのか…ではないかと思いました。
桜の木があって藤の花が咲いてる山裾に、絵音ちゃんの尻尾のお骨を少しと歯を1本埋めて、絵音ちゃんが好きだった馬肉を奥様が撒かれました。
「良い所でよかったです」
この言葉をどんな思いで呟かれたのでしょう。
お会いした際に
「絵音ちゃんに会わせてくれてありがとう。今後の活動に使ってください」
と、幸呼の会にご支援金を頂戴しました。
ありがとうございます、大切に使わせていただきます。
なお絵音ちゃんの里親さんは絵音ちゃんが亡くなったことで随分憔悴されて、49日が過ぎるまではFBには何も書きたくないと仰ってましたが、私がこれを書くことは快諾してくださいました。
わずか2ヶ月という短い月日でしたが、絵音ちゃんはとても愛され心より甘えることができ、安心して虹の橋の袂に行ったと思います。
「絵音はきっと僕のとこに帰ってきます」
と愛おしげにお骨を抱きかかえていらっしゃいました。
