2024年4月17日23時14分頃、豊後水道を震源とする最大震度6弱、M6.6の地震が発生しました(速報値はM6.4だが後に6.6に修正)。四国での震度6弱観測は1919年(大正8年)の統計開始以来初めてとのこと。

 

緊急地震速報が出た時、ちょうど強震モニタを眺めてて、急に四国西部らへんが赤くなって「予想震度6弱」って表示されて「ファッ?!」ってなった。西日本全体が揺れたみたいだし、うちも揺れる…!って数分間ビビリ散らかしながら構えてたけど、結局体感できるような揺れは感じなかった。ちなみに我が地元は震度1だった。

 

それよりもね、もうね…震源がね…ヤバいのよ。

 

何故かというと、今回の震源が「南海トラフ地震発生の想定震源域」内だから。

直接これがトリガーになる訳ではない。南海トラフ地震発生の可能性が高まると発令されると言われている「臨時情報」が検討すらされてないことから「危ない!今すぐ逃げて!」ってことはない、と専門家も見ていると思われる(発令基準は色々あるが、ひとつの目安がM6.8以上)。しかし、東日本も能登地震も誰も予想なんかできてなかったし、正直アテにはならない。ぶっちゃけ、地震の予測なんて現実的にはほぼ不可能。今後起こりうる地震の数・位置・規模によっては「あの地震が終わりの始まりだったか…」と後になることはあり得ると思う。思いたくないけど。

 

南海トラフ地震が想定されてる被害規模で起こったら本気で日本が終わると散々色んな媒体で何年も何年も言われ続けてるので、仮に「前兆っぽいのがあるかも」と気付いたとしても、社会に与える混乱を考えると相当規模でデータとしての裏付けがないと簡単に「これは前兆の可能性あり」なんて言えないし、そんな勇気のある人間もどこにもいないと思う。地震の予想や前兆に関して素人考えの不確かな情報にオロオロと翻弄されるのも愚かだが、学者先生が言ってたから問題ない(キリッ ってのも話半分で聞いたほうがいいと個人的には思ってる。

 

我々にできることは一つだけ。大規模地震に備えましょう、ってこと。

発災を止めるのは絶対無理なので防災と減災。これしかできないんですよ。