江戸時代後期の天保十二年(1841)に、北方領土の択捉(えとろふ)島から、輪島塗の膳(ぜん)や椀(わん)を注文した近江商人西川家の文書が滋賀県大で発見された。
 蝦夷地(えぞち。北海道)との交易で活躍した近江商人が輪島の塗師屋に送った注文書で、輪島塗が択捉島まで流通していたことを裏付ける貴重な史料だという。[北国新聞]

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