映画「硫黄島からの手紙」で有名になった昭和時代の陸軍大将・栗林忠道が大正八年(1919)に発表した論文が発見された。
 陸軍将校の親睦(しんぼく)会の機関誌「偕行(かいこう)社記事」に寄稿された「吾人(ごじん)ノ軍事知識以外ノ知識ノ著シク低級ナルハ争フベカラズ」と題されたもので、当時の将校が軍事以外の知識は不要としていたことを批判し、部下を心服させるためには民主主義や一般常識も広く学ぶべきだと訴えている内容だという。[中日新聞]
散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道 (新潮文庫)/梯 久美子

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