皆様
お健やかでいらっしゃいますか?
私の好きな和菓子のひとつ
「水無月」(みなづき)
この時期
特に京都の和菓子処で目にする機会も‥
三角のういろう(外郎)の上に
甘い小豆が乗ってます。
こちらは
「仙太郎」さんの「水無月」
白いういろうのほか
「抹茶」「黒糖」も(^^)
和菓子の「水無月」が
「三角」なこと
上にのせている「小豆」にも意味が‥
旧暦の六月は
真夏に近い暑い日が続いていたそう。
暑い盛り
冬の間に出来た氷を
藁や枯れ草、
木々などで覆い隠して造った
天然の「氷室」から掘り出して
都まで運び
宮中の高貴な方たちが
ひとかけふたかけと口にされ
暑さに負けて体調を崩さぬよう
避暑をされていたらしい。
夏に氷‥
今では美味しいかき氷やロック氷が
世の中に溢れていますが
当時は貴重で高価。
庶民は
手にも口にもできず(  ̄▽ ̄)
「氷」の代わりに
氷のかけら
(結晶ともいわれてますが)に似た
「白い三角形」のういろうの上に
魔除けの意味を持つ「小豆」
「魔滅」=「まめ」につながる
「小豆」をのせ作った菓子を食し
6月30日の「夏越の祓え」(なごしのはらえ)で茅の輪をくぐる。
過ぎた半年の諸々の罪、穢れを祓い
残り半年の健康を祈り
厄をよけたとのこと。
「水無月」‥
いにしえの昔から伝えられた風習や
当時に生きていた人々の
込められた願いや想いを
今も感じることができる
美しい和菓子です。
そんなことを想いながら‥
ぱくぱく(笑)
やはり
花より団子‥かな。
いやいや
いにしえに想いを馳せながら
ゆるやかに食させていただきました。
水無月で
穏やかな豊かな時間を過ごしました。
よろしければ
「水無月」のお話、こちらも♪
http://ameblo.jp/kokomusubimonomusubi/entry-12175248636.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=5092c574be7242099166970833e20c96
ではまた
ごきげんよう~♪