岐阜県【乗鞍本宮神社】2024年9月14日
【乗鞍本宮神社】由緒由来
乗鞍岳は、中部山岳の飛越国境に聳え、
主峰を剣ケ峰と称し、海抜3026Mで本宮が鎮座され
古来霊山で、乗鞍大権現の神体山と仰ぎ、山麓四方の信仰が厚く、
別名を鞍ケ嶺.愛宝山.とも言い、貞観の昔紫雲三度棚引云々と
日本書記にも見らる、位山とは正に是れならん。
養和元年、木曽義仲の臣、飛騨国を観察のため屡登山した、
其の際社殿を創建し黄金の神像を奉安せしと云い伝う
鞍ケ嶺神社があった、神名をもって山名.湖名となし、権現ケ池、
大丹生ケ池、亀ケ池.鶴ケ池には霊水を湛え、雨乞.祈晴に
霊驗があると称される、これらの水は、丹生川及び阿多野川の本流となり、
北流して神通川、南流して飛騨川となる。
またその流域には里宮として、式内槻本神社.
御崎神社等の古社を初め、分社伊太祁曾神社を
祀る事数十社にも及んでいる。
近時御岳教の隆盛に伴い、一時乗鞍信仰が衰頽したしかし
尾張地方には信者があり、毎年団体参拝を昔ながらに続けている、
昭和3年、前記鞍ケ嶺神社は、山麓の沢上伊太祁曾神社に
合併して「乗鞍神社」と改称した、同4年9月9日頂上15坪を
神社境内地として、大蔵省より無償譲与を受けた。
もとは神職・信者村民等挙って神霊を奉じて登山し、
参篭して、毎年8月8日に乗鞍祭を執行するのが慣例であった。
昭和22年各関係者の尽力により、登山道「乗鞍スカイライン」が完成し、
畳平の駐車場を終点に、海抜2、740Mの雲上への自動車運行により、
年間数百万人の登山者を数えるに至った。
宗教法人法の施行に伴い昭和24年新しく乗鞍本宮として設立、
社殿を再建し、同28年駐車場付近に遥拝所を創建「中ノ社」となし、
同49年現状の如くに再建する。
乗鞍本宮には、「乗鞍本宮中之社」と
「乗鞍本宮頂上本社」とあるのだが、
乗鞍岳畳平にある中之社で2つとも
御朱印を頂けるどちらも書置き500円。
〒506-2254
岐阜県高山市丹生川町岩井谷1224
「乗鞍本宮」
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