昨日の透析中に映画「人魚が眠る家」をネットフリックスで観ました。

 

すごく感情を揺さぶられました。

 

 

あらすじとしては、

 

離婚に向けて動いている夫婦が、娘が水の事故に遭うことがきっかけで溝を埋めていき・・・

 

という風に書いてあったので、

夫婦再構築の話なのかな?

と思っていたのですが。

 

思った以上に重い話でした。

 

脳死と心臓死、どちらを選びますか?

という2つの選択肢をどちらとも選ばず、

最先端技術を使って娘を「生かす」ことを選んだ夫婦の行く末は、と言うお話。

 

子供がいる方なら絶対感情移入できると思います。

 

もし子供が脳死状態になったら、なんて考えたくないですが、

いざなってしまったら、子供が生きてたらなんて言うか、

既に聞けない気持ちを必死に考える必要があるのでしょうか。

 

回復の見込みがないのに電気刺激で身体や表情筋も動かされる娘さんが少し可哀想とも思ったし、

篠原涼子が演じる母親がどんどん狂気じみてきて、娘を操り人形みたいにしているのが怖いと思いました。

 

ただ。

自分の子供が同じ境遇になって、同じ技術を提供できると知った時、多分同じことをすると思います。

 

足が動く!

手が動く!

まだ生きてる!!

 

そう思うだろうと。

どんな延命措置も続けてくださいと医師に懇願するだろうと。

 

でもそれが行き過ぎると、却って患者さんの尊厳に関わる重大な過ちを犯すことになるのだと感じました。

 

 

非常に重い映画でしたが、良い涙を流せました。

色々考えさせられる映画でした。観て良かったです。