先日のブログで
Netflix版シティーハンターに、
昔好きだったドラッグクイーンのダイアナ・エクストラバガンザさんが、出ていてアガったよという話を書きました。
そこから、20年くらい前の話を思い出しました。
当時私は20代前半、ドラッグクイーンが出演するクラブイベントに月2回くらいの頻度で通っていました。
その時の推しともいえるクイーンがダイアナ・エクストラバガンザさんだったのです。
彼女は、昭和歌謡に乗せてリップシンク(口パク)するのがとても上手で、私は彼女の1960年代風のヘアメイクとレトロでサイケデリックな衣装もかなり好みでした。
着物の着こなしも見事で、他のクイーンとは格が違うなぁと思っていつも見ていました。
私は友達になった、ゲイでありドラッグクイーン駆け出しの子と一緒に、大阪堂山(西の新宿二丁目的な)にあるクラブEXPLOSIONにあるイベントに行きました。
他のクラブイベントでは普通のお客さんや外国の方も多いのですが、ここでは土地柄LGBTQの方ばかりでした。
ゲイの子たちは本当に楽しそうによく踊る♪
私もゲイの子達に混じって楽しく踊っていました。ダンスがヘタとか上手いとか関係なしに楽しく踊れるのです。
夜も開けてクラブイベントが終わり、友達のゲイの子が一緒に来る?と言われた先はクラブの近所にあるすかいらーく=通称「おかまらーく」でした(ゲイの子達はこの“おかま”という響きを自虐的に好んで使っていた)
そして、そのおかまらーくのゲイの子達の席に混ざって、なんとすっぴんのダイアナさんがおられたのでした!!
私は足繁くイベントに通っているものだから、何となく彼女も私の顔を見たことあるようでした。
しかし早朝のすかいらーくでゲイの子の団体にノンケ(ストレート)女子一人は異様だったようで、
テーブルに置いてあったドリンクバーの
コーヒーとか炭酸ジュースとか、ポタージュだとかをなにやらひとつのコップに混ぜ合わせ
「こんな所にアンタみたいな娘が来るもんじゃないわよ」
と言わんばかりに、ダイアナさんがそれを私の前にすっとすました顔で差し出したのです‼️
「(あっ、挑戦状・・・)」
私は即座に映画プリシラでの
酒豪の男性と、上品なドラッグクイーンの婦人がテキーラショット🥃をどちらか多く飲めるかというシーンを思い出しました
(知ってる人だけ分かってくださいね)
ドリンクバー混ぜこぜカクテルを前に出された時、普通の女子なら「えー💦やめてくださいよぅ」とか言ってたのかもしれませんが、
私はとりあえず飲んでみようと口をつけたのです。
すると、その瞬間ダイアナさんがおかまらーくに響き渡るような高笑いを始めました。
私は「認められた!?」と思いました。
もちろんじっと見られていたら、不味いけど飲み干すつもりでいたのですが、笑ってくれたのでそこで止める事にしました。
私は今でもこの話を武勇伝として心の中で語り継いでいます。
あ、
誰にも言ったことはないんですけどね・・・。