メインブログでご紹介した、トゥーナエルガバルとカルナックにある謎の物体。

 

ミニヤ近郊の遺跡~トゥーナ・エル・ガバル(2010年&2012年)~

 

トゥーナエルガバルには2度訪れていますが、2度共遺跡にいたガラベイヤのおじさんに聞いたら「お香を焚くもの」と言われました。

 

えらいデカイ香炉だなって思ったのですが、広い敷地だからこれくらい大きな香炉じゃないと香りが漂わないのかと何となく納得。

 

でもまあ普通に考えたら祭壇か供物台ですよね。

 

これとスタイルは違いますが、良く似たものがカルナック神殿のトトメス3世の植物園の裏側に出た所があります。

 

カルナック神殿その7~聖なる池、スカラベ、ハトシェプスト女王のオベリスクなど

 

カルナックの物体の上にはリボンみたいなのがあって可愛い♪

そしてその下に火をくべる穴らしきものがあり、そっかやっぱり香炉なのかと納得していました。笑

すごい大きいけど、カルナック神殿もでかいしね。

 

カルナック神殿のはこんな風に階段付き。

 

毎回登ってますが、登った先は平らでここに香を置いて、下で焚いている炎で暖められてお香の香りが漂うのかなーって思ってました。

 

この謎の物体について、考古学に詳しいbastetさんが教えてくれました~。

 
これはシリア起源と思われるアジア様式の「有角祭壇(供物台)」だそうで、規模の大きな神殿で中庭や広間に置かれたそうです。
 
確かにトゥーナエルガバルのには角みたいなのがあるし、カルナックのもリボン部分が角?
香炉にしてはデカ過ぎ!ですよね。
 
形はテーブルのようなものから、高さがあって頂上部が平らなものや、更に角の部分が高くなったものなどがあり、大型の祭壇には頂上部に通じる階段がつけられていて、頂上部に供物が置かれていたそうです。
 
アクエンアテンがこのカルナックのものに良く似た祭壇の階段に登って、供物を捧げているレリーフも教えてくれました。
 
Mallowさんもカルナックの祭壇について、ブログでご紹介しています。
 
やっとこの物体が何か判明して嬉しかったですラブ
 
bastetさん、ありがとうございましたチュー(キナコハズットツイテイキマス←Mallowさん風。笑)
 
皆さんも機会があったら是非見てくださいね!