3月に訪れたセンウセルト1世のオベリスク。

 

小さな規模なのですが、意外と見応えがあります。

 

このオベリスクは立った状態のままで現存する最古のもので、 オベリスクの高さは20.4メートルで、重さは121トンあったそうです。

 

オベリスクに刻まれたヒエログリフの碑文ですが、見た感じ4面ともどの面も同じものが刻まれてました。

センウセルト1世のオベリスクには、5つの名前が刻まれていて、上から順番にホルス名の「アンク・メスウト」、ネスウ・ビト(上下エジプト王=即位)名の「ケペル・カー・ラー」、ネブティ(二女神)名の「アンク・メスウト」、サア・ラー(太陽神ラーの息子)名の「センウセルト」、そして1番下に「良き神ケペル・カー・ラー」と刻まれている様です。

 

碑文全体の意味は、一部不明な部分もありますが「ホルス(名)アンク・メスウト、ネスウ・ビト(名)ケプル・カー・ラー、ネブティ(名)アンク・メスウト、サア・ラー(名)センウセルト。
ヘリオポリスの魂に愛され、永遠に生きよ。
良き神ケプル・カー・ラー、セド祭(王位更新祭)を祝して彼は造った、永遠の命を与えられた。」

と刻まれている様です。(間違っていたらごめんなさい。)

閉花式パピルス柱の部分がいくつか展示されていました。 

 

カルトゥーシュが第20王朝のセトナクトっぽい柱。

 

この柱は左のカルトゥーシュは、ネブ・マアト・ラーとあるのでアモンホテプ3世っぽいのですが、 真ん中は一部見えにくい文字もありますが 「メルエンプタハ・ヘテプ・ヘル・マアト」、右側は 「バーエンラー・メリイ・アモン」 と刻まれているので、メルエンプタハの様です。

 

何で時代の違うファラオの名前が並んで刻まれているのでしょう?

 

ふと見上げたら太陽がちょうどオベリスクの先端にいたので、パチリ。

 

センウセルト1世のオベリスク碑文やセトナクト&メルエンプタハの柱など

 

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