アメンバーさんがブログで、ミニヤ近郊にある中王国時代の地方豪族の岩窟墓があるベニハッサンを書いていたので、ついでにアップします。

 

ベニハッサンのお墓までは、こんな長~い階段があります。

この写真だと大した長さでない?と思うかもしれませんが、途中で角度が変わっているのでその先の階段が見えてないだけで、結構あるんですよー。

 

階段を上りお墓のある丘の上から眺めるナイルの景色。 

 

ナイル川を挟んで東岸と西岸がありますが、古代エジプトでは太陽の運行を死生観に当てはめ、太陽が昇る=誕生、そして太陽が沈む=死と考え、ナイル川の東=太陽の昇る東岸を生者の町として街や神殿を作り、そして太陽の沈む西岸を死者の街として葬祭殿やお墓を作ったのですが、このベニハッサンの墳墓群は何故か生者の街である東岸に墓が造られています。

それは何故か・・・と言うと答えは単純でこの地域には墓を造るのに適した場所が西岸にはなかった為、墓を作るのに適した岩盤がある東岸に造ったそうで、宗教的、政治的の様な特別な意味はなかったみたいです。

 

ベニハッサンには39基のお墓があるのですが、訪問当事公開されていたのは4つのお墓のみ。 

 

 

でもどれも他では見られないユニークな壁画がいっぱいで、すっごく!面白いです。

 

★☆★ミニヤ近郊の遺跡・面白レリーフがいっぱい!ベニハッサンの岩窟墳墓★☆★

 

メインブログでご紹介していますので、興味のある方は是非ご覧ください。

 

ちなみに過去3回の訪問時は撮影禁止だったのですが、多分現在はカメラチケット購入で撮影可能だと思うので、近いうちに再訪したいと思っています。