中部エジプトにあるアコリス遺跡をご紹介していますが、そのアコリス遺跡に近いミニヤと言う街を拠点にすると、近くにはベニハッサン、トゥーナエルガバル、アシュムネインなどの遺跡があり、そして考古学マニアにとっては憧れの地?でもあるテル・エル・アマルナもあります。
テル・エル・アマルナへはエル・ミニヤの街から車で約2時間ほどの距離で、ミニヤの街は西岸、テル・エル・アマルナは東岸にある為、渡し舟に乗って対岸へ渡ります。
船着場から少し行った所に警察の詰め所みたいなのがあって、そこに遺跡のインスペクターの方が待機していて、車に乗り込んできました。
まず遺跡のオフィスまで案内してくれたのですが、テル・エル・アマルナの遺跡は広大で案内板などもないので、インスペクターの案内は絶対に必要です。(と言うか勝手についてくるし。笑)
インスペクターのおじさんに、ミニヤを2時に出る列車に乗ると言う予定と、見学をしたい場所の希望を伝えて、廻る遺跡をアレンジしてもらいました。
どうしても見たいアクエンアテンの墓は外せないと伝えた所、この日は北の墳墓群と、アクエンアテンの墓、そして北の宮殿と、南の宮殿を案内してもらう事に。
まず最初に北の墳墓群に案内してもらいました。
遺跡にあった説明版。
これもすでにある意味歴史的遺産になってる?笑
ちなみにネットで調べていたらテル・エル・アマルナと言う呼称は間違いで、正式にはアマルナ、もしくはエル・アマルナだと書いてある事もあったのですが、実際の現地の看板にテル・エル・アマルナと書いてあるので、私もそのままテル・エル・アマルナと書いています。
北の墳墓群の後は、念願のアクエンアテンの墓へ。
アクエンアテンの墓はひたすら渓谷の様な道を走るので、以前は4WD車でないと行く事が出来なかったそうですが、現在は道路が整備されているので、普通の車で行く事が出来ました。
お墓のある辺りはなんとなく王家の谷を思わせる風景なのですが、王家の谷よりも静寂感があり、個人的にはこちらの方が荘厳な雰囲気がします。
アクエンアテンの墓に続く古代の階段。
古代の階段マニア(←私)には、たまらないと思います。
残念ながら写真撮影は出来なかったのですが、アクエンアテンの墓は今まで入ったお墓とは構造が全く異なり、とてもユニークな構造をしていました。
お墓は未完成で、岩を掘ったそのままの状態の部屋もあり、お墓の中と言うよりも洞窟の中を探検している様な気分でかなりワクワク。
アクエンアテンのお墓などについては、私よりも考古学マニア度が高いbasutetさんのブログで紹介されています。
Bastetさんのブログ~アクエンアテンの棺と埋葬とDNA鑑定
その後、境界碑Uへ。
アクエンアテンとネフェルティティの像を写真に撮ったら、こんな不思議なピンクと紫の光が。
ここにはまだアクエンアテンとネフェルティティの愛のパワーが満ち溢れている様に感じました。
北の宮殿も見学しました。(中には入場できないので外側から)
そして最後に訪れた南の宮殿。
テルエルアマルナの遺跡は広大なので、過去に3回訪れた私もまだ全部は見ていないので、またいつか再訪したい素晴らしい遺跡です。
メインブログ★☆★アクエンアテンが築いた都アケトアテン~テル・エル・アマルナ~★☆★で、もう少し詳しくご紹介していますので、興味がある方は是非見てくださいね。