ビットコインの暗号技術であるブロックチェーン。Blockchainと呼ぶんだけど、これを使って病院などで使用しているカルテを管理しようという試みがあるんだって。
このブロックチェーンの仕組みで素晴らしいのは、改ざんや不正ができないということ。
だからこそ電子通貨として扱う場合に、誰がどれだけ所持していて、誰から誰にいくら支払われたかということをきっちり明確にしておく必要があるので、このブロックチェーンという暗号技術が世間の注目を浴びている。
ブロックチェーンでは全ての記録が残る。新しく記録されていくことが常に残っていくので古い記録も全て参照できるということになる。
そして、この残っている記録を改ざんや変更することができず、変更したとしても訂正前と訂正後の両方の記録が残るということになる。
もし、医療現場で使っている電子カルテにこれを応用するとしたら、一度記載した記録を改ざんすることはシステム的に不可能ということになる。
ん～実現したらなかなか信頼性のおける電子カルテシステムになるのではないだろうか？
医療現場にいる人間としてはどっちでもいいかなぁとは思うけど、患者からしたら不正された記録がきちんと残るので、カルテ開示の時などは安心できるんじゃないのかな。
薬剤の投与間違いとか、バイタルサインの記録とか計時記録とか後から変更できないんだもんね。
ただ、後から前の記録を書かないといけないこともあるからそういう時は非常に困ることになるかも。
救急処置の時なんかは記録が後回しになってしまって、ひとまず計時記録はメモなんかに記載していくことも多いからね。
あと、ビットコインの仕組みを使うといっても、病院とかの電子カルテシステムってクローズシステムなんだよね。
インターネットにつながったパソコンとかに個人情報をどんどん記載するのはいけないから、病院内だけのネットワークでシステムを管理している。
ということは、ブロックチェーンの仕組み上、院内のサーバーシステムをダウンさせてしまえば電子カルテは全て吹っ飛ぶことになる。そして、超高性能パソコンをどっかにこっそり導入してしまえば小さい病院だったら不正と改ざんをすることが仕組み上可能になるんじゃないのかな？
まぁ院内のシステムを全てダウンさせるってことになると現状の電子カルテのシステムでも全部データを吹っ飛ばすことができるからブロックチェーンじゃなくても一緒だけどね～
スパコンみたいなのを接続しての改ざんということはどうなるのかな？
まだまだブロックチェーンについては勉強中だから変なことを言うてるのかもしれない。
今後も勉強してちょっとずつでも理解を深めていって語れるように精進しまーっす。