昨日は友達とイエモンライブ。


東京ドームにいってきました。







席は二階席でしたが、前方だったので見やすかったです。






久々の吉井さんは喉の調子がいまいちそうだったけど、そんなことはおかまいなし。



相変わらず素敵でエロくて可愛くて、パワーをもらいました。

セトリも神すぎてあっという間の3時間でした。

平均年齢58歳なのに、みんな元気!





実はわたしは小6のころからイエモンが好きで、その頃は毎日毎日呆れるほどイエモンを聞いてたのですが中2のころにイエモンが休止になってしまいました。




すごくショックで休止前の最後のライブには何が何でもいきたい!!と渋る親を説得して、東京ドームのライブに連れて行ってもらいました。




前日は緊張と興奮であまり寝れぬまま、新幹線で東京へ行き、東京ドームに迎い、実際にライブがはじまった瞬間は感極まりほぼずっと狂乱状態。




最中は良かったのですが、終わりが近づいてきたらなんだか燃え尽き症候群のような、このままずっとここにいたい、現実に戻りたくない、という思いが浮かんできました。




現実に戻りたくないのは、現実がつまらないから。




将来ライブが終わっても「現実に戻りたくない」と思わないような生き方を選ぼう、と14歳のわたしは当時思いました。





それは漠然と「自分のすきなことを仕事にしていて、いつもなにか楽しいことがあり、充実している」というようなことと繋がっていたと思います。





そこから23年がたち、わたしはもういい年のおばさんになったわけですが、イエモンのライブに行くからといって前日眠れないということもないし、ライブはライブで楽しんだけども現実に戻りたくないとかそういうことは思わなくなりました。





じゃあ当時自分が思い描いていた「自分のすきなことを仕事にしていて、いつもなにか楽しいことがあり、充実している」生活をしているかというと、そんなこともありません。




生活のために日々満員電車に揺られて働いてる普通の会社員だし、楽しいことなんてそうそう転がってはない。でも不幸せではないし、それなりに充実はしているかもしれない、といった程度。




昨夜帰りの電車の中で、現実に戻りたくないと思わなくなったのは生活の中でイエモンに対するパーセンテージが減ったから、それだけのことなんだろうな、とふと思いました。




当時は自分というキャパシティのなかがほぼみっちりイエモンで埋まってたからそれがなくなったときに空白が目立ってたけど、今は正直他にいろいろなものがあるから、ひとつなくなったとしてもそれほど喪失感もないのかもしれないな。




どちらが良いのかはわからないけれど、子どものときにあれほど自分のすべてを傾けて真剣になれるものがあったことはとても幸せなことだったと思っています。