私は普段、メンタルケア心理専門士、認知行動療法士として

カウンセリング活動をしています。

 

認知行動療法は

「認知(もののとらえ方)」と「行動」に焦点を当てて、

自分のストレスがどこから来るのか、どういう状況なのかを

基本モデルを使って理解して、ストレスを軽減する

心理療法です。

 

ストレスや不安を感じている状況や、それによって引き起こされる

「気分・感情」、「考え・イメージ」、「行動」「身体反応」のメカニズムを

基本モデルに沿って客観的に理解していきます。

 

一人で悩んでいると、どうしても堂々巡りの悪循環に陥りますが、

こうした作業を通じて今自分がどのような状況にあるのかを

客観的にとらえることができ、問題解決に役立てることができます。

また、身につけることでカウンセリング終了後同じようなストレス状況に

なった時に自分で対処できるようになります。

 

 

 

認知行動療法はうつ病の治療の為に開発されましたが、現在では

うつ病以外の不安障害、PTSD他の症状軽減にも効果が

認められており、精神疾患の分野だけでなく教育、企業、

健康向上などの場でも広く使われています。

 

グリーフ(悲嘆)の治療として、

主に複雑性悲嘆にある方への治療として

有効性が認められている認知行動療法。

 

大切な人を、かけがえのないものを失って

悲しみの中にいる、そこから抜け出せない、

日々の生活に支障が出ている…

 

複雑性悲嘆というまでではないけれど

どうにも前に進めない、今日のことも大変、

明日のこと、未来のことを考えるのも辛い…

そういう方にもこの療法は効果があると

希望を持っています。

 

まずはお話をよくよく伺って、それから

何が一番の困りごとなのか、どうありたいのか、

どうなればいいのかを一緒に考えて、

その為にどうしていくかを決めて

より良い明日を創っていきませんか。

認知行動療法で使うワークシート

                         一部 洗足ストレスコーピングサポートオフィス発行