今日もお立ち寄りいただきありがとうございます音符


今年1/10の1回目から4回目のラストケモの3/14までTC療法を受けました。今回から数回に分けてその振り返りを記事にしようと思います。

あくまでも私のケースです。ですが、私も諸先輩方のブログから学ばせていただき今に至ることができました。ですから、これから治療を受ける方に少しでも参考になればとの気持ちです。

まずは私の乳がんプロフィールを。
それぞれの時期のことは個別のブログ記事を見てね
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・2016.6.9  乳がん告知

・画像検査、針生検にて、ステージ1、ホルモン陽性、HER2陰性との診断

・2016.8.5 左乳房部分切除、センチネルリンパ節生検 → リンパ節転移なし。核グレード3。断端陽性→ 追加部分切除と、その後は化学療法(TC療法)放射線、ホルモン療法という計画を主治医から伝えられる。ちなみに画像で確認できるガンこの時点で一切なし

・2016.10.14 左乳房追加部分切除 → またしても断端陽性。非浸潤がんが乳管内に広がっていたことから、主治医から全摘のご提案あり

・2016.12.9 左乳房切除(全摘)。自分の意思で再建はしないことを決めたので切除のみ

ここまでが治療第1ステップ。
で、ここから第2ステップでTC療法。

・2017.1.10 初回TC療法 
     :
・2017.3.14  4回目(ラスト)TC療法

★いまはココ

次からは第3ステップのホルモン療法予定
ちなみに放射線はやりません

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TC療法振り返り①

【気持ちや心の持ちようの変化】
化学療法をやりますと伝えられた時は、やりたくない、化学療法では治療はないものか、との考えに頭が支配されてました。

だから、標準治療以外の情報も本やネットで読みました。

でも、自分がステージ1と早期で、画像確認できるガン細胞は手術で取りきっており安心のための意味合いが強いこと、代替療法は標準治療に比べてまだ成績が高くないことや保険適用外であることから、標準治療で行くことを選択しました。

実はつらかったら途中でやめちゃえばいいやって思っての決断です。

自分で決めたこととは言え、副作用に対してはどんなものかわからないとてつもない不安、恐さは拭えませんでした。髪が抜けることもすごく嫌でした。薬のせいで具合が悪くなって動けなくなるんじゃないか、仕事も行かれなくて職場のみんなに迷惑をかけるんじゃないか、ネガティブなことばかり考えていました。

でも、会社で上司や部署メンバーに気持ちを話したらみなさんがバックアップしてくださると。それに体調が悪かったら休めばいいし、来れるなら来ればいいからと言ってくださった。だから休職ではなく有給休暇で対応することにしました。


有給休暇でしのぐと決めたこともあり、副作用対策の情報はいろいろ調べました。事前に漢方薬局で相談して漢方薬も飲むことに。また、投薬当日の副作用対策とか、その後日々行う副作用対策なんかも先輩ブロガーさんの情報や国立ガンセンターのHPなどを参考に、できる範囲で取り入れることにしました。確実に起こる脱毛については、化学療法開始前にこれっていうウィッグを準備、行きつけの美容師さんにカットしてもらい、今後の脱毛に備えました。
*これって決めるまではあれこれ迷ったけど

それでも投薬開始少し前はまだ漠然とした不安があって夜眠りが浅い日もありました。でも、直前は「できる準備はしたから、あとはお任せするだけ。私の体、がんばろうね」って開き直れたので、不思議と心は不安が去って穏やかになりました。
投薬前にこの心の状態に持っていけたのは大きかったかな。投薬日当日も嫌だって気持ちはなくて、完全に開き直り。「いくらでもどうぞ」って感じでした。どっかで私は大丈夫みたいに思えてたみたい。不思議だ、、


で、投薬開始。先生にも予め休職はしない、仕事もできるだけ行く旨をお話ししたから副作用対策の薬も処方してもらったし、薬の飲み合わせで間違いが起こるといけないので副作用対策のお薬に加えてアレルギーの薬なんかも全て先生から処方してもらいました。

副作用と副作用対策は別の記事で振り返りますのでここでは省略。

実際に投薬後、今に至るまでにつらかったことは、投薬前に考えていた脱毛による容姿の変化ではありませんでした。結局、脱毛はウィッグとか、つけまとか、眉ティントとか、リカバリーできる手段があるからなんとかなりました。わかってたことだから髪がごっそり抜けた時もそれを受け入れられました。むしろおハゲになって実感したことなどは、この先の人生でネタとしておもしろおかしく使えるなぁと思えるようになった。脱毛よりも日常生活が思うようにできなくなる副作用のほうが悩ましい。私の場合は後半にきた浮腫み。それもなんとかなってるけど。

あんなに嫌だった化学療法。
副作用で動けない日もあったけど、1クール、2クール過ごすと自分の体調の底の時期とかわかるようになり、やり過ごす術や何日ぐらち寝込めば復活するかってこともわかるようになりました。

副作用が軽めだったから言えることだけど、どんなに元気な日も治療前と比べれば80〜90%程度の体力しかないと思って用心すればほとんどの日は普段通りの生活を過ごせました。

これは投薬前には考えもしなかったことです。

そして、このことにより、多少不調でも体が動くことってありがたいことなんだと思えるようになったし、仕事に対しても今私にできることを精一杯やろうって思えるようになりました。むしろ気持ちは投薬前よりはるかにプラスに転じた気がします。

ただ、体調が思うようにならなかったら気持ちまで落ち込んだだろうな、、。

だから、できる副作用対策は積極的に行うことをオススメしますし、治療中はメンタル面も悪化するリスクがあることは知っておくとその状況を少しは受け入れられ、かつ主治医にもお伝えできてより対処できるかもしれません。

私がメンタル面が比較的落ち込まずに乗り切れたのは副作用が軽めだったことはもちろん大きいです。けれど、仕事に出かけてたことで職場でみんなと議論したり成果物を仕上げたりということを通じてこんな私でも貢献できてることに喜びを感じることができたことも大きかったと思っています。自分だからできることってあるなぁって気づけたし。

あとは以前の、元気でいろいろできてた自分、脱毛や浮腫みや味覚障害時とかがなかった時の自分と治療中の自分を比べないことは大事だなぁと。これは私自身が比べてしまい落ち込んだりしたことからの気づきです。簡単ではないけど、過去のできてた頃の自分と比べたって悲しくなるだけです。今できることがその時の自分の標準です。悔しいけど、その現実を受け入れたほうが気持ちは楽です。治療を通じて時間をかけて心も少しずつたくましくなっているようです。


【家族・パートナーの理解とサポート】
私は主人と二人暮らしで子どもはいません。だから、お子さんがいらっしゃる方とは事情は違い、お気楽な感じだったかもしれません。その点はご容赦ください。

主人は私のために献身的にサポートしてくれています。TC療法の投薬日も毎回ついてきてくれましたし、体調の底がくる週末は野菜中心のスープを作ってくれました。だから、体調が悪い日は何もせずにひたすら寝込むことに専念できました。どんなに副作用が軽めでも、動けない日や心身不調な日は多少にかかわらずあります。だからこそ、身近な存在である家族、パートナーの理解やサポートは大切です。

主人もまた私同様、いえ、自分のことではないからこそ私以上に不安があったと思います。主人には日頃ついぶっきらぼうに接してしまいますが、本当は感謝してもしきれないのです。


長くなったので、今回はここまでパー