息子は阪大で1年間、抗がん剤治療を受けておりましたが、陽子線治療のために、約1ヶ月間だけ、こども病院に転院しておりました。

 

  2月9日(金)に陽子線治療が終了し、2月13日(火)に自家用車でこども病院から阪大に転院しました。

 

 まさか、これが、息子との最後のドライブ、外気にふれる最後の機会になってしまうとは、夢にも思いもしませんでした。


 感染症にかからず、予定どおり陽子線治療を終えて明るい気持ちでした。


  久しぶりに小児科病棟に戻ると、活気があり、懐かしい香りがしました。


 看護士さんが手伝ってくれて、入浴をしました。

 これが息子の最後の入浴となってしまいました。


  息子は4月に九大の治験を受ける予定があり、主治医と、いま抗GD2療法をすると、4月の治験が延期になるため、つなぎの治療はせず、様子見でいいかもしれないと会話をしていました。

 

  ところが、その日の阪大での血液検査のNSE腫瘍マーカーのNSEが63もありました。

(ものすごくポジティブに考えると、陽子線治療で腫瘍崩壊した影響とも、考えられなくはないが、、、と言われました)


 翌日、急遽、鎮静なしのCT検査をすることになりました。(LD289、CRP0.35)



  これまで息子の神経芽腫の病勢はLDの数値によく反応していたため、こども病院ではLDが基準値内で安心しており、まさか、このタイミングでNSEが爆上がりしているとは思いもしませんでした。


  陽子線治療の影響と言われていましたが2月11日(日)、2月12日(月)と咳の際に血痰がではじめたこと、1月~2月は毎週血小板が低く、血小板の輸血が必要だったこと、目の下のクマなど、気になる症状はあり、一気に不安に襲われました。


朝御飯  普通

昼御飯  主食0、副食1割

夕御飯  主食0、副食6割