文章を書くのは好きだけど、

それを生業にする才能はない

そんな人は、ごまんといるわけだが、

そういう人たちにとって、楽しい時代といえる

 

ひとごとのように言ってるが、かくいう私もそのひとり

 

子供の頃から、作文を書くのは好きだった

小学生の頃は、よく褒められた

中学に入ると、もう特に褒められはしない

私の文章力はその程度

でも、文章を書くのが好きなことに変わりはない

むろん好きだからと言って、

不特定多数の人様の目に触れるものはそうスラスラ書けるわけではない

「好き」とはどういう事かというと、

それをするのに四苦八苦するのが苦にならないということだ

 

文壇というものに憧れその仲間に入りたいと夢見た小学生時代、

そして、そんなの無理無理とさっさとあきらめた中学生時代に、

名もない一般人でありながら自分が思ってることをしたため、

それを全く見ず知らずの人に読んでもらい、

時にはコメントまでいただく

こんな楽しくて素敵な時代がくるなんて、誰が想像しただろう

 

でも

それだけに

自分が子育て真っ最中には、まだそんな時代じゃなかったことに、

心の底から安堵する

性格的に、子育てをちゃんとしながらブログを書くのは無理だから

子供としっかり向き合う時間を削ってまで書きたくなり、

葛藤するだろうから

 

更に自分の思春期まで遡って考えるに、

もしも、当時、ネットなるものが存在していたら

完全な引きこもりにはなっていなくとも、

ネット世界にかなり依存していたのは間違いない

魂の半分はネットに預けっぱなしとなると、

書を捨てよ町へ出ようどこの騒ぎじゃない

あの頃は、たとえ書を捨てられなくても、町へ出なくても、

生きてる場所には生身の人間しかいなかったのだから

 

ホントに、早めに生まれてきてよかった