みなさん、お疲れ様です。6月定例月議会が終わりました。
議会初日、25年在職の永年勤続表彰を市議会議長会から頂きました。
長年にわたる皆さんのご支援に改めて感謝を申し上げます。
これからも精一杯頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、最終日には伏見市長(維新)に対する問責決議が満場一致で採択されました。
決議は以下の通りです
採決の際、維新10人ともう1人が退席。
32人の議員のうち21人が議場に。
議長を除くと20名の賛成ですが、議場にいる人がみんな賛成なので「満場一致」というそうです。
問責決議に至った理由を少し補足すると、
3月末に前任の教育長が任期を1年残し文部科学省に戻ることになり、
3月定例月議会では次の教育長を選ぶ必要がありました。
教育長は市長が選びますが、議会の同意が必要です。
このため、市長は各派代表者に打診し、概ねの合意を得て議案として提案します。
しかし、3月議会では市長の推す人物ではまとまらなかったため提案を見送り、
4月から教育長不在の事態となってしまいました。
教育委員会には教育長が欠けた場合に職務代理者が置かれています。
しかし、職務代理者は非常勤のため日常業務はこなせないと副教育長に事務委任することに。
こうして、教育長としての業務は副教育長が行う事になり、副教育長が教育長の役割を実質的に担う事になりました。
急ぎ、新たな人事案を調整すべきですが、市長は当面はこれで良しと考えたのか、結局、5月議会では何の動きも見せませんでした。
ところがその後の6月も動きなし?そんな市長の態度に危機感を感じ、6月4日、維新も含む全会派代表者が事態の早期決着を求めて要望を提出するに至ったわけです。
これを受け市長は合意の得られる人事調整に動くべきでした。しかし、3月に同意を得られず提案を見送った同じ人物を提案する意向を示しました。
可決の見込みもないのに、人事案の提案を行うのは前代未聞。
やめた方が良いと、色んな立場の人が市長に意見をしたはずです。
しかし、市長はそんな意見に耳を貸さず、14日の議会運営委員会に議案を追加提案されました。各派代表者会議で持ち帰り協議を求めて、24日の各派代表者会議で結果の報告が行われました。結局、全会派が賛同せず、議長に対応を問われた市長は議案を撤回すると述べ、その後、議会運営委員会が開催されることになりました。
議会運営員委員会には報道関係の傍聴もあり、市長は撤回に至った経緯を説明しましたが、この中で、教育長に推薦した人物を名前、役職で話すと言う大失態を重ねることに。
市長は何の躊躇もなく話しましたが、提案の氏名は本会議場で公表することになっています。人物評価がオープンにならない様にとの配慮からです。それを自ら明かし、早速、報道されてしまいました。
提案しても無理だとわかりながら再提案し、結局、議案を撤回する。自分は議案を提案したが賛同を得られなかったというカタチにしたかったのか。もう何を考えているのかわかりません。
こうした一切合切の経過を踏まえて、問責決議の提案に至ったものです。1年に2度の問責決議。そうあることではありません。問題は全く違いますが、真摯に向き合っていただきたいと思います。
閉会後の挨拶に来られた市長にもお話をしましたが、2学期までには事態の解消ができるよう努力していただきたいと思います。