読み応え、たっぷり、さすが池井戸潤ワールド!
原作小説は、単行本化するときに、加筆された8編の独立した短編が、中堅メーカー東京建電という社内で起こったパワハラから始まる。
そのパワハラは、いつしか企業犯罪へ…。
各短編は、これまでドラマ化もされた半沢直樹や、花咲舞、下町ロケットにも繋がるような描き方。
これから映画も公開されるので、内容については敢えて書きません。
しかしながら、年末年始、働き方改革や企業倫理が報道される中、2011年に日経新聞電子版で連載を開始して翌年に単行本化したときに、今、ニュースを騒がす事を予見していたかのような作品。
人は何のために働き、生きるのか
そして、何が正義で何が悪か
池井戸潤の作品では、家族の描き方も素晴らしい。
映画の公開が待ち遠しい!