昨日のお稽古は 葉蓋と洗い茶巾
葉蓋とは、
末廣籠という花入れの受け筒(籠の花入の中には水を入れる為の筒が入っています)を水指として使い、濡れた葉っぱを蓋として使います。この受け筒は、黒漆塗りの上に短冊状の金箔を散らした華やいだ雰囲気の木の塗りの筒です。
また、洗い茶巾は
茶巾の向かい合う角を合わせて折り、それを角を持って縦半分に折り(三角になる)、水に浸して濡らし、それを水を7分目まで入れた平茶碗に、端を茶碗から出して、あたかも魚が泳いでるかのような状態で仕込み、茶筅、茶杓をいつものようにセットします。茶碗を清める前に茶碗の上で一回絞り、後は建水の上でしっかり絞ります。そして、お茶碗に入っていた水は、最初下から、そして、するっと茶碗を高めに持ち上げて、茶碗から落ちる水音を楽しみます。
いずれも、暑い夏に少しでも、涼しさを呼び込むお手前です。
そして、もちろん、先日の茶会の反省も・・・
ひとつに、お茶事の時のお茶杓は特別なものだから、
他のものと一緒にしない、というコト。
あなたがしたとか言ってるんじゃないのよと先生はおっしゃいますが、
たぶん、私がしました。
次から、ちゃんと、扱います。
そして、お客様をお迎えして、待合で待っていただく間のコト。
アクセサリを外してもらうこととか、静かにしてもらうこととか、
いかに気を使って、相手を不愉快な思いをさせることなく、
お願いできるか、またどこまで気づかい出来るか、
とても大切だという事です。
先生「お茶会をすると、あなた方も勉強だけど、私も勉強になります。
私は私が知ってるコトをすべて、私の体が続く限り教えたいと思うし、
どこに行っても恥ずかしくないようにしてあげたいの。
そのためにも勉強会にも行くし、
今のお家元に近い”手”を教えてる自信はあるのよ。」
先生も禅語のお稽古にも、茶花のお稽古にも、行ってらっしゃるそうで、
ますます、頭が下がります。
そして、満99歳のお父様の介護もなさっています。
今日、七夕会にいらした方とお会いして、その方が
「よい先生にご縁があられてお幸せですね。
お茶事をしてくださる先生もなかなかいらっしゃらないのですよ。
ずっとお稽古が続けられると良いですね」
と言って下さいました。
そして、「てるてる坊主さんはあなただったのね」とも。
楽しかった1年目のお稽古はそろそろ終わりかな、
厳しいお稽古も始まりそうな予感。
でも、先生の気持ちに応えるため、
これからも精進していきます。