こんにちは。
私自身、長年スピリチュアルジプシーだったのですが、自分の経験からその危険性について記事にしたいと思います。
もちろん、なんらかの宗教にどっぷりつかってしまって抜けられない方や、スピ信奉者もたくさんおられると思いますので、気になる方がいらっしゃいましたら、少しでも参考になればという想いで、お伝えできたらと思います。
もともとは、家庭環境も影響しているのかもしれませんが、不思議大好きになったのは、高校生の頃でした。
月刊誌「ムー」が初版されたのはその頃で、割と人気のある雑誌として購入していました。
中には、必ず2冊購入し、一冊は読むよう、一冊は読まずに保存用にと買っているツワモノの友人もおりました。
が、その頃はまだ、「ふーーん、そんなこともあるんだ」程度でした。
記事には、麻原がまだ若くてひげづらの細身で、宙を飛んでいる写真が載っていました。その写真を見て、ばっかジャン!と思っていましたが、のちのち犯罪者になるなど思ってもみませんでしたが‥‥‥
それと、手塚治虫の漫画が大好きで、特に「三つ目が通る」のファンでした。
不思議な世界に魅了されて、二十歳を機に、宗教や霊能者巡り、気になるセッションやワークなど、書籍を読みまくりました。
なかでも、「ヒーリング」にとても感心があり、仕事を休んでヒーラーのセッションに出掛けたことがあります。
伝授形式ではありませんでしたが、人はだれでもエネルギーを感じることが出来るということで、感じる練習をしました。
せっかく大枚はたいて参加した授業でしたが、仕事が忙しくて、一度もソレを実践することはありませんでした。
バカみたいです。物凄く損した気分です。
雑誌「ムー」は、途中廃版になってしまい、結局、欲しい方に全部譲ってしまいました。
その代わり、霊能者めぐりが日課になりました。
なぜか、「ここがいいよ」という話が来て、時間を見つけては出掛けていました。
特に、印象に残っているのは、ご夫婦で霊能者で一度だけテレビに出演された方でした。
その時は、まだ20代前半でしたので、霊能者って凄いんだと思ってしまいました。
はじめて伺った時に、「あれ、先週来た方だよねぇ、よくあるんだよ、幽体離脱して尋ねて来る人が」
と仰るので、信じてしまい、その時に言われたのが、前世がコレコレこういうひとですよ、ということでした。
歴史上、有名な女性でしたので、本気で信じてしまうほどでした。教科書に載っている写真を見て、似ている気がしたからです。
霊能者にハマる方って、意外と多いと思いますよ。
なぜなら、どこもものすごーーく、混んでいて、待ち人で部屋が満員だったりしますから。
霊能者だったり、占い師だったり、宗教にハマっていくのには、ある仕掛けがあります。
なんだと思いますか?
はじめに、まず「恐怖」を植え付けるんです。
あなたは、悪い霊がついているとか、前世の恨みがついているとか、このままだと不幸になるだとか、怖がらせます。
だから、こうするといいですよ、という話に持っていくのです。
おそらく、初心者は何でも信じてしまうと思います。
霊能者や占い師は、誰にでも当てはまることを言うのですよ。
例えば、何ごとも長続きしない性格ですねとか、落ち着きがなく失敗する性格ですねとか、ほぼすべての人に当てはまる内容です。そういわれると、確かにそうかもしれないなと思ってしまう訳です。残念ですが。
凄ーく当たったなと思うと、足しげく通うようになっていき、自分で何ごとも決められなくなっていきます。
他人軸になり、どうしようと不安になり、また相談にいかなきゃ、となっていくのです。
しまには、お祓いしなさいだの、いろいろ仕掛けてきます。
そうやって、相談料やお祓い料がとんでもない金額になっていくのです。
一番、程度が悪かった霊能者の件がありました。
その話は、次回になります。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
是非、自己受容・他者受容・足るを知るを目指しましょう。