これは先月の30日のことである。
夜中にお腹の減った私は目が覚めた。
キッチンで食べ物を物色
冷蔵庫にキムチ発見。カロリーが低いのと
早く食べないとすっぱくなるので、
大根キムチをほおばる。
カイルはテレビ見ながらソファーで寝落ちしてて
いきなりがばっと起きて
”臭い!臭いんだよ~!
誰がこんな夜中に臭いキムチ食べるんだ”と怒っている
”それに馬がにんじん食べるような落とさせてさ
クランチ、クランチ、クランチ”ってすごい顔して文句言うんですよ
いつもならこういう態度は許しがたいが
テスト前で緊張してんだろうと
心優しい私は言い返すことをやめた。
ただその怒ってる顔がやけに面白かったのと
馬がにんじん食べる音と言うたとえが笑えた。
都会で育った私には馬がにんじんを食べる音なんてしらないし
真横でそんな音じっと聞くのもね~。馬の世話をしない限り
絶対でてこないたとえに、田舎者のカナダ人ならではの発想やなと
日本じゃ大根キムチの音はボリボリっていう擬似音なんだけど
クランチも日本語に直すとポリポリと軽やかな音なので
ボリボリじゃないだろうとか考えたら
パリパリとかペキペキとか、ぐいぐいとかカンカンとか
日本の擬似音っていっぱいあるなぁと
真夜中に色々考えてしまった
カイルにはテストが終わった後
今度あんな態度したら許さへんでと
厳重注意しておいた