一進一退もせず | おしゃべりダイアリー

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主に(純文学)小説新人賞についての備忘録
公募や、受賞作、その他
本のことやら、日常なんかをつらつらと。

おはようございます。

創作に関しては、頭の中で構想をまとめたりしています。

実家に帰省したり、遠出をしていたりしたので、

進んでいないといえば進んでいないです。(言い訳)

 

今年の読書始めは、年が明けてから小川洋子「ことり」

を読みました。

 

ことり (朝日文庫) ことり (朝日文庫)
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文庫版のやつです。

物語はことりの小父さんとある日突然ポーポー語という

独自の語源で喋り始めた小父さんのお兄さんの話、

それからお兄さんがいなくなってしまった後の話、

小川洋子さんの文章というのは、ひとつ、ひとつの単語が磨かれていて、

読みやすく、月並みに流れません。

読んでいて非常に心地よい文体です。

それでいてかつ、読者に想像の余地を与えるような書き方をします。

例えば小父さん、お兄さんに名前がなかったり、季節もあいまいだったり、

ポーポー語というものが実際どういう言語で言葉としてカギ括弧の中で

説明されたりもしません。

そういうふわふわした想像のなかで読む文章は心地良いです。

(人にもよるかと思いますが)

そこそこの厚みがある本ですが、4日で読み切りました。

最後は寂寞とした、冷たく乾いたすこしの寂しさの残る読後感。

これからも小川洋子さんの作品は追いかけてゆこうと思います。

小川洋子さんの作品の中で、「ホテルアイリス」というのがあるらしいのですが、

それが名作(らしい)ので、探しているのですが(その前に「博士の愛した数式」を読めよ

なかなか見当たりません。本屋にも……

 

ということで、

今年一発目の読書は小川洋子さんの「ことり」でした。

図書館が4日から開いているので、行けたら新潮用の資料調べに

赴きたいと思っています。

雨ですが……

 

あ、年初のおみくじは「吉」でした。