私の働いている自閉症児療育(学校スタイル)施設には


音楽療法士、作業療法士、言語療法士、行動療法士、


そして私ソーシャル、プレイスペシャリストという、


たくさんのセラピストが子供たちの療育をしています。


そして、小学校の先生お二人が2クラスを仕切ってくれています。


他に縁の下の力持ち的存在で、プログラムアシスタントといわれる


大人たちが、自閉症の子供たちの授業や生活を細かい


サポートをするためにこの施設にはたくさん働いてらっしゃります。




子供達に対する正しい考え方と、方向性が一致して


初めてチームワークが完成します。




でも、時々、間違った考えで方向がずれてしまう人も現れるのは


仕方ないことなのでしょうか。




言葉を身体的理由で話せない子供は、PECSを使ったり


ipod などのデバイスを使って、他人と話をすることを学びます。




たまたま、ある女性のプログラムアシストさんと


私のセラピーに来ている生徒F君の話をしていて、


お互いのコミュニケーションブック(PECS)の使い方の違いについて話し合うチャンスがありました。


私のセラピー中は 出るだけたくさんコミュニケーションをとりたいので


F君にはコミュニケーションブック(PECS)を使ってほしいと


いろいろ工夫してプログラムを作っています。


でも、女性スタッフは、今月末、新しいデバイスが届くので、


今彼にPECSを使うように指導していないと言うのです。


私にとっては、かなりショックなことでした。


F君から言葉を取り上げたようなものだからです。


けんかにならないようにうまく説明したのですが、


彼女の意見は新しいデバイスのことでいっぱいで


「今できること」への


大切な部分が抜けてしまっていました。


結局 話を切り上げ、クラスの先生と施設長に私の部屋に来てもらって


事情を説明して、対策を練ってもらうことにしました。


私の部屋には 行動療法士もいらっしゃったのですが、彼は机でお仕事をしていらっしゃいました。


まるで、チクリのようですごく後味が悪かったのですが、


F君のためなら、私が悪者になってもよい覚悟でした。




で、今日、このアシスタントの女性が「今日3回目よ!」と


ニコニコと行動療法士と話をしているのを聞き 何?と聞いたら


この行動療法士さん、彼がおトイレに行けずに失敗する問題行動があるのに目をつけて、


これを改善する為に新しいプログラムを作ってくださったんです。


「トイレに行きたい」と、PECSで意思表示をさせる練習!ビックリマーク


当然女性スタッフは、PECSをF君に使わせるわけで、、、、、




問題解決だぁ!!!!!!!




私はこんなすばらしい、チームに支えられているんだ!


めちゃくちゃうれしかったですニコニコ


すごいチームワークですドキドキ