第5634号 病院処方「湿布」・・・
~『湿布』なら人にあげても大丈夫・・・と思っていませんか~
病院で処方される『湿布』は、市販で売っているものとは違う。
症状だけでなく、年齢や体質、服用中の薬などを考慮して処方された医療用医薬品。
そのため、自分に処方された薬が家族や友人に合うとは限らない。
湿布くらいならいいだろうと軽い気持ちで渡した薬で「光線過敏症」という副作用が起こった例がある。
光線過敏症=湿布を貼っている部分に直接、紫外線が当たることで発疹・水ぶくれなどの皮膚炎が現れる疾患ー
湿布をはがしてからも4週間くらいは皮膚に薬が残っているので、服やサポーターで太陽光を遮る必要がある。
ーー注意が必要な『湿布』もある・・・絶対に人に渡さない、人からもらわないーー
=三重県四日市薬剤師会=