第5557号 猫が死んだ・・・
飼い猫が2匹いる。名前はオスが「小次郎」、メスが「ゆず」。兄妹で16歳と6カ月(人間の歳なら82歳)になる。
この1~2カ月、「小次郎」がごはんを食べなくなるなど元気がなかった。
かかりつけの動物病院で血液検査の結果、腎臓病と診断された。
透析が必要、と1週間ごとに通った。そして、昨27日。5日ぶりのお日さま。
兄妹が仲良く、ひなたぼっこ・・・=写真㊦、左下が「小次郎」=。
重症になってからでは遅い、と元気だったが、動物病院に行って、透析。
帰ると、早速、ごはんを食べるなどより元気になった。が・・・
それは、午後4時半ころのことだった。台所のテーブルで、物が倒れるような大きな音がした。
いつものように「小次郎」が乗っていたので、何かを倒して落としたのか?。
何も落ちていない。「小次郎」が倒れていた。びっくりして抱き上げると、ぐったり。
ゆすっても、体に力はなく、足もだらん。温もりはある。しかし、黒目は見開いたまま・・・。
しばらくして動物病院に電話した。院長は「腎臓ではない」(透析が原因ではない)。
「心臓麻痺かな」、「もう高齢でもあるし」・・・早い話、死んでも不思議ではない、と。
『悲しいなア~』。何しろ、16年余もずっと一緒。病気ひとつしなかった。こっちが癒されて、元気をもらっていた。
夜、箱に入れて、寝室の自分のベッドの横に置いて、ひと晩を過ごした。
やはり、走馬灯のように思いが巡り、眠れなかった。それでも少しは寝ただろうか。
未明に起きて、箱の中を見たが、いつものように「ニャー」という声はしない。しかし、今にも起き出しそうな『寝顔』=写真㊤=。
悲しさ・・・寂しさは一層募る。「ゆず」も箱をのぞいたりしていた・・・時間とともに、事態が分かってきたのだろうか・・・
~2匹がやって来たのは、2007年9月。後輩の女性記者が、ダンプ街道の隅で助けた。自分のマンションでは飼えないので・・・というワケ。
生まれたばかりで、本当に小さかった。その後はすくすく育った。可愛がった方だと思う。
そばにはいつもいた。早朝には、2階寝室にやって来て、ベッドに飛び乗って耳元で起こしてくれた。・・・、・・・~
ーー市の火葬場で火葬してもらう予定だったが、離れたくなくて、自宅の庭に埋葬した・・・「安らかに」・・・「合掌」・・・ーー