第5497号 怖くない大腸がん | ここばな【やまちゃんのここだけの話】

第5497号 怖くない大腸がん

 『がん』・・・40年以上前から日本人の死因第1位。「不治の病」として、恐れられた。

 

 今は・・・がんの約半数がさまざまな治療によって治癒が可能になっている。

 

 今や日本人のがんの罹患数第1位、死亡数第2位になった『大腸がん』も同様。早期に見つけることができれば100%近くの人が治癒する。

 

 検査によって大腸がんが見つかった場合は、腫瘍の進展度具合から治療法が選択される。

 

 粘膜のごく浅いところに留まるがんの場合は、内視鏡治療が選択される。

 

 これは、尻から内視鏡を挿入してがんを切除するもの。最近の代表的な治療法は「内視鏡的粘膜下層剝離術」(ESD)という。

 

 お腹に傷をつけることなく大腸がんを完治させる究極の治療法と言ってもいいが、残念ながらごく早期のがんにしか行うことができない。

 

 早期のがんは通常、ほとんどが無症状。進行がんのときに見られるような「便が細くなる」、「食欲が低下した」・・・といった症状もない。

 

 このため、何も症状がないうちから、定期的に大腸がん発見のための検査(便潜血反応検査、大腸内視鏡検査)を受けるといいー

 

 ー早期発見・早期治療のためにも、定期的に大腸がん検診を受診ー

 

 =三重県桑名市総合医療センター=

 

 ーーちなみに僕は、毎年1回、便潜血反応検査を受けているが初めて、要精密検査となった。

 

 専門クリニックに予約できたのは1カ月半先。毎日、ビクビク・・・。検査前日から、腸内をきれいにする準備。

 

 当日、内視鏡検査。麻酔なしを選択したが、それほど苦痛ではなく、正解だった。

 

 そして・・・20分くらいの検査の結果、異常なし。便に血が混じっていたのは、肛門付近にあった古い「痔」によるものだろう、とされた。

 

 かかりつけ医によると・・・大腸がん検査は2年に1回でいい、と。また、検便で血が混じっていないといい、なーー