私が息子のチーム練習に参加させていただいてから、ずっと気にしていたことがあった。

4年生全員が、ステップをして助走をしても、ステップしなくても球速がほぼ変わらない。
体重がのらないからなのは理解しているが、1番器用な子に
"右脚を強く蹴ってごらん"
と言っても変わらない…

しばらくその件には触れなかったが、ここにきて塁間が広がった為に、塁間をノーバンで投げると山なり、ワンバウンドでなげるとツーバウンドになる、しかも遅い…

子供達に聞くと
"遠い、届かない"

チームはワンバウンドをしきりに子供達に指導するが、私はなぜか腑に落ちない。
ノーバウンドで投げれることができて、初めてワンバウンドの早い球が投げれるというのが私の理想、小学4年生じゃまだ早い、ワンバウンドばかりではいつになったらノーバウンドで届くのか?練習で思い切って投げて、暴投しても練習なのだから私は構わないと思っている、今はオフシーズンだから尚更。 

丁寧に、綺麗な練習はあまり好きではなく、小学生のうちは小さくまとまらず、身体全体を使って思いっきりプレーする事が重要だと思う。

子供達を観察していたら、あら? もしかしたら

1人の子にあることをしてもらった。
これか…
これじゃステップしても球速は上がらない訳だ。

理由は
投げる軸足に体重が乗り切ってしまう為に、捕球して一度立ち上がる感じ、助走が急停止。

翌日のキャッチボールの時に右脚を上げても軸足の内側に体重をかけ続ける様に伝える
間違いなく球速は上がった!

18.44のグラウンドを使用するケースが多いのだが、その場合投手は真っ平らなマウンドになる。
つまり、投げ下ろしの感覚はない。

そこで私は自作で傾斜板を作った、脚を上げると前方に身体が勝手に投げる相手に向かって倒れる
子供達の球速は一気に上がる、しかしそれだけでは不十分、脚を上げて前方に倒れる際に更に軸足の内側を絞って体重移動にプラスする。

しばらくすると、捕球後の送球が
"早くて重い"
15m位から投げられると私も怖くなるほどの送球にたった数日で変化した。

身体で投げるので、大きな暴投はほとんどしない

大雑把に身体全体を使ってなげろ!では子供には伝わらない、全体を使えない小さな修正箇所を探す事が大切なんだよ。

息子の学年以外には伝えたいが、許可は取っていないから伝えられない。

意味不明なルールは取っ払っらわないと、来年の夏頃には5年生の方が安定した送球になるぞ。

まぁ、伝えちゃいけないんだから、ルールは守る

くだらないルールばかりのチームの宿命か…