息子が野球をはじめてもうすぐ1年、しかしその間に緊急事態宣言や活動自粛、施設の使用不可もあり、チームに参加できたのは実際7ヶ月くらいかな。
その中で、いくら一緒にやってみたり、動画を観たりして2人で頑張ったができないことがあった
それは、同じフォームで山なりの球や至近距離でのキャッチボールだった。
強い球は投げる事ができる、しかしコントロールはなかなか定まらない。
私は人に基本の投げ方を教えてもらった経験がなく、以前にブログ書いたように、プロ野球選手の真似をして勝手に身についたある部分の動きを伝えることがずっとできずに
身体の作りが違うのか、まだ早いのか?
と私も息子も悩んでいた。
何故、私にできて息子はこんな簡単なことができないのか、たまにイライラした時も正直あった
息子も私の言うことはわかっているのだが、何をどう力を入れるのか、いつ力を入れるのか、わからなかった為にしばらくピッチング練習はしたくなさそうなので、ほとんどやらなかった。
その期間はバッティングに集中していたので、そっちはかなりよくなったと思う、私は本当に打つ事に自信がない…
今は横浜のパパ友と杉並のパパ友が私達の救いである。
一方、ピッチングについては
私の昔していたこと、感覚を息子に教えればいいと思っていたが本当に難しい…
昔の記憶を引っ張り出して、自分でやってみるが
大人の今の私のフォームと違う所は見当たらない
だから、大人にはできて子供にはできない身体の動かし方はないんじゃないか?いや、実はあるんじゃないかと散々悩んだ。
いろいろ調べたが見当たらなく、その動きは実は必要ないんではないかと思うくらいだった。
野球の経験があり、指導者から教わったことのある人なら
"手もしくは腕だけで投げるな!"
"力むな、力を抜け!"
"下半身で、または身体全体で投げろ!"
"肘を、または腕を上げろ!"
"体重移動をしろ!"
"リリースポイントをもっと前で!"
その他にもあるが、どれかは言われたことありませんか?
指導者の方はどれか使い指導したことがあるはずです。
息子のチームでもよく聞く言葉です。
どれも間違ってはいないと思います、しかし私が息子にやってもらいたい
コントロールを安定させ、いかに力を入れず、回転数が多い、しかも速い球も遅い球も投げることができる動き。
本当に身体の一部分なんです。
皆さんにお伝えしたいのですが、私の勝手な思い込みや間違ったことなのかもしれないので、他の子供には伝えるのか、伝えないのか迷っているくらいなので、ごめんなさい。
出し惜しみとかではなく、息子以外の子供がやって故障したら責任取れないからです。
しかし、突然今日、練習が終わり夕食を食べ終わって、一息ついている時にバズビデオかな?
(いろいろな動画をランダムで見れるアプリ)
をたまたま見たら、とあるプロ野球選手が投球練習をする前に行う準備運動動画だった。
それを観て
あれ?この動き!
言葉でどのように伝えているのか!!!
三回聞いた
これなら息子もわかるかもしれない。
タオルを持って、シャドウピッチングをしてもらった、息子は超イヤイヤモード、やる気もありません笑
そして、息子に動画の様に説明してチャレンジしてもらうと
あら? あれ?
"パパ、腕が重い"
実際のボールを持たせてみて、軽くシャドウをすると
"パパ、ボールが重い"
きた〜っ!
私が息子に感じてもらいたかった感触^_^
実は昔から肩や肘を故障してしまう友人やチームメイトを見てきて、この感触がもしかしてないんじゃないかと思っていた時もあった。
私の勝手な解釈ですが
重さを感じる様になると、テニスボールやゴムボール、硬式球に突然変えてもある程度コントロールが効き、省エネ投球、回転数上げる下げるも可能、中学で変化球を投げても同じフォーム。
と、まぁ良いことばかり
私の小さな情報の世界では
プロ野球選手はほぼ全員できているが、昨年まで自分がやっていた草野球のチームの中でできていたのは1人だけ。
実は私、野球以外のことで膝の靭帯を2度切り、右脚に力が強く入らず正座もできない。
それが気になると、この動作ができなくなる。
まてよ?
気になる事がない息子がこの動作をしたら、今までなかなか上手くいかない下半身の動きと体重移動は?
きた〜っ!
この動作をなるべく意識しないようにしながら
シャドウピッチングをしたら、下半身も動くし苦手だった体重移動もついてきた!
リリースポイントもタイミングも私とほぼ同じ!
試しにテニスボールを軽く投げてもらうと、柔らかく、構えたところにほぼくる、意識すると乱れる。
私の昔持っていた感覚と全く同じ!
これが身体に染み込んで、全く意識しないで行えるようになると、濡れたボールもある程度コントロールできる。
息子ができたなら、私も脚を気にせずやってみたらできた…
脚を経験してから約20年くらい、怖くて振れなかった腕が振れた^_^
まぁ、歳は歳なので無理したら脚がもげそうなので、少しセーブしながらでも怖がらずに、余計なことは考えずにシャドウピッチングをしたら
息子と同じ感覚に…
腕が重い
タオルの空気抵抗をしっかり感じ取れる
息子はその後、プラスチックボール、硬式ボール、大きなソフトボールを5本指で掴む、初球から柔らかい、コントロール抜群の投球を全種類のボールでできた^_^
私も息子も嬉しくて、たまらずママに見せる。
ママもコントロールが定まらない事を凄く心配して、ピッチャー姿の息子を応援するのが辛くなっていたが、息子の軽く投げた正確な球を見て
"どうたの?何があったの?す、凄い"
家族3人笑顔祭り笑
素人のママでも息子の投げる球の変化がわかる。
○○投手、本当にありがとう。
何気なくみた動画から、できるようになる
"きっかけ" をいただいた。
○○投手もだが、1番感謝しているのは息子と妻
できなくて、涙流して、毎日頑張って、諦めなかった。
それがきっかけなのかもしれない。
息子はワクワクしながら、明日のキャチボールを想像して、いつもより早く自分から布団に入り笑顔で寝に入った^_^
諦めちゃいけない、自分を信じなきゃいけない
改めて思う今日でした。