トルコ人は子どもが大好き。

子どもにすごくやさしい。

 

とにかく、ほとんどの人が、

子どもを見ると笑いかけたり

話しかけたりする。

 

トルコ人の子どもに対してだけでなく、

日本人の子どもにも同じように接してくれる。

 

すれ違いざまや、

エレベーターで一緒になった時に、

手を振ってくれたり、

あたたかい眼差しを注いでくれるのだ。

 

国籍関係なく子どもが好きなんだと思う。

 

隣のショッピングモールの警備員の人たちは

顔見知りになっていることもあり、

特にフレンドリーに接してくる。

 

出入口を通るたびに、

「こんにちは」とか、

「おいで、おいで!」と

子どもに笑顔で声をかけてくれる。

 

いかにもトルコ語を理解してなさそうな

日本人の2歳児であっても、

普通にトルコ語で話しかけてくるのだ。

 

 

トルコ人しか来ないような食堂で

息子が騒いだときも、

店員さんや周りのお客さんが

こっちを見て微笑んでいたりする。

 

子どもに対して

怪訝な顔をする人はあまり見かけない。

 

 

さらに驚くことに、

トルコ人は

見ず知らずの子どもにでも

抱っこしたり

ほっぺにキスしてきたりする!

 

 

この前、息子と家の近くを散歩していたら、

通りかかったおじさんに息子がキスされた。

 

トルコ人男性は髭を生やしている人が多いので、

キスされるとさぞかしチクチクするだろう。

息子はかなり不快そうだった。

 

 

さすがに、どんなに子ども好きの日本人であっても

他人の子にキスはしないだろう。

もししたら、警察行きだと思う。

 

日本ではキスするのは自分の子ぐらいで、

親戚の子にすらキスしないと思う。

 

 

 

それから、トルコ人は子どもにとても寛容だ!

 

先週、市場に行った時も、

トマトを売っている店の前を通りかかった時、

息子がトマトを1つ掴んだ。

 

私は「戻しなさい!」と言ったが、

店の人が、「持ってっていいよ」

みたいな雰囲気のことを言ってくれ、

トマトを1ついただいてしまった。

 

パン屋に行った時には、売り物の

お菓子を1つくれたりすることもある。

 

スーパーでも、売り場にいた店員さんが

店頭に並んでいるバナナを1本、

子どもにくれたこともある。

皮を剥いて渡してくれたので

その場で子どもは満足そうに食べていた。

 

日本だとそんなことを店員さんがしたら大変だ‼︎

でもトルコではなぜかそれが許されている。

 

 

年末にはトルコでも宝くじが売られているが、

近所の宝くじ売り場のお姉さんと顔見知りになったところ、

ある日わざわざ息子のためにお菓子を用意してくれていて、

子どもにくれた。

 

バスに乗った時、

おばちゃんが

クッキーをくれたことも。

 

またある日のこと、近所の公園からの帰り道、

通りすがりのお兄さんがお菓子をくれた。

日本でこんなことをしたらかなり怪しまれるだろう。

 

 

 

トルコ人は子どもに対してだけでなく、

子どもを連れた人にも親切だ。

 

例えば、エスカレーターが止まっていて

ベビーカーを持って階段を下りないといけない場合は

誰かが手を貸してくれる。

 

さらには、息子を抱っこ紐に入れ、

自分の首の後ろの所でベルトを閉めようとして

なかなかうまくいかずモタモタしていたら、

「手伝いましょうか」と言って、

ガチャっと閉めてくれたことも。

 

 

 

アメリカで子育てをしていたときも、

ほとんどの人が子どもには優しかったが、

見知らぬ人にキスされたことはなかった。

見知らぬ人にお菓子をもらうこともなかった。

 

トルコ人の子ども好き度合いは

もしかしたら世界トップレベルなのかもしれない!?

 

 

ただ、最近

マイナス面も感じているので

それはまた次回に書こうと思う。