今、イスタンブールで流行っているもの。

それは、インフルエンザである。

 

11月末ごろからジワジワと流行り出した。

 

実際に、11月末に友達のAさんが親子揃ってかかったのだ。

感染源は、そのAさんの上のお子さんの通う幼稚園のようだ。

その幼稚園ではインフルエンザがかなり流行っていたらしい。

 

そのお子さんがインフルエンザに感染し、

それが友達のAさんに移ってしまったようだ。

さらに、下のお子さんにも移ってしまったとのこと。

 

それから、12月に入ってさらに感染が広がっているのか、

友達のBさんとCさんも先週発症した。

二人とも子供がいるが、子供から移ったわけではない。

子供たちは予防接種受けていたから、かからずに済んだのだ。

 

だからBさんもCさんもどこで

インフルエンザをもらってしまったのかは不明だ。

 

当たり前のことかもしれないが、

誰がいつどこでかかってもおかしくないくらい

恐ろしい感染力だ。

 

ちなみに、BさんもCさんも予防接種は受けていなかった。

Aさんも受けていなかった。

 

 

私は、遅ればせながら先週の月曜(12/11)に子供を病院に連れて行き、

小児科で予防接種を打ってもらった。

 

これがその時の状況。

カバの診察台に寝かされた子供を夫に押さえてもらい、

先生が注射を打っているという図。

見にくいが、いちばん奥にも看護士さんがいる。

 

ここはトルコだが、この病院の名前はアメリカンホスピタルという。

かといって、先生がアメリカ人というわけではない。

先生はトルコ人だが、英語が話せるのである。

スタッフも英語ができるので、

アメリカで病院にかかる時と同じような感じで

診察を受けることができる。

 

トルコには、国営病院と私立病院があるが、

国営病院はトルコ語しか通じないから

外国人で行く人はそんなにいないのではと思う。

診察代が無料らしく、とにかく混んでいるとのことだ。

 

アメリカンホスピタルのような私立病院では

英語が通じるので、私たちのような外国人でも行けるが、

やはりその分高い!

アメリカほどではないが。。。

 

イスタンブールに着いて2週間も経たないうちに、

子供の体に発疹ができて初めてアメリカンホスピタルに行った時、

蕁麻疹と診断されたが、その診察代だけで500リラくらい。

(1リラ 35円で計算すると17500円)

 

今回の予防接種でもそれくらいの金額を支払った。

 

日本だと乳児医療証と健康保険証があれば

子供の診察代がかからないのが当たり前のようになっているから

余計に高く感じてしまうのかも。

 

ちなみに、アメリカではもっともっと高い!

一度、子供の風邪がひどくて小児科で診てもらったが、

中耳炎と診断されただけで日本円にして五万円くらいだったと

記憶している。

加入していた保険が一部適用されたが、

それでも自己負担額は一万円くらいだった。

 

海外で病院に行くと、日本では誰もが入れる健康保険という制度により

いかに診察代が安く済んでいるのだろうかと考えさせられる。

風邪で病院に行って一万円以上払うことはほぼないだろう。

(その分、国の医療費の増大などの問題はあるが)

 

アメリカほどではないにしても、

トルコで病院に行くのにはそれなりにお金がかかるので、

私は自分のインフルエンザ予防注射は、病院に行かず、

家の近所にある薬局へ行って打ってもらうことにした。

 

知人に聞いたところ、トルコでは看護士のいる薬局もあって、

そういう薬局では予防注射を打ってくれるそうなのだ。

 

しかも、その薬局が近くにあると聞いて、

これは行くしかない!と思った。

 

今習っているトルコ語の先生に、

表現を教えてもらい、先週火曜(12/12)に行ってみた!

 

薬局はトルコ語でeczaneという。(エジュザーネと読みます)

 

ただ、「インフルエンザの注射を打ってください」

というトルコ語は言えたとしても、

その後トルコ語の問診票のようなものを

書かされることになったらどうしようと

かなり緊張した。

 

困ったときは先生に電話をすることにはなっていたが。

 

しかし、薬局のスタッフの人に

覚えた表現(実際は紙に書いたものを棒読み)を伝えると、

数分間その辺においてある椅子に座って待っただけで、

特に何の書類も書かされることなく、

別のスタッフ(たぶん看護士)が注射の入った

小さい箱を持ってきて、私の目の前で開封して、

注射器を取り出して、私の左腕に注射をした。

 

そして、その人からレシートみたいなものを渡され、

そこに17.30というような数字が書かれていたので

その金額をカウンターで支払って、

それでおしまい。

 

心配していたのが嘘のように、

あっさり、すんなり終わった。

 

こんなに簡単に打ってもらえるなら、

来年もここに来ようと思う!!

 

しかも日本円にしてたったの600円くらいだし、

お守りがわりに打ってもらっても決して損はないだろう。

 

万一かかったとしても、注射を打っているほうが、

軽症で済むという話も聞くし。

 

それで、周りの人も誘ってみたのだが、

誰も話に乗ってはきてくれない。。。

インフルエンザに実際にかかってしまった

BさんとCさんも、やはり打つならば

病院に行くとのことだった。

夫も、薬局は嫌だと言っている。

 

アメリカでもドラッグストアで打つのが当たり前だったので、

トルコでも薬局で打つことに全く抵抗感がないのだが、

やはり考え方も人それぞれなのだろう。

 

というか、薬局で平気という私が変わっているのだろうか。。。