あなたの傍らに
いつもある
古いチェロは
おじいさんの形見
空いた時間を
見つけては
丁寧に磨いてる
柔らかなその音色は
会ったことはない
だけど
穏やかな語り口調と
優しい微笑み
あなたを見守ってる
誰かを頼ることも
誰かを恨むことも
しなかった
その強さは
きっと
このチェロのおかげね
お酒を飲むとき
ゆっくりと
眼を閉じるのは
おじいさんの癖かな?
静かに染みこんでくる
ロックのウイスキー
カウンターに
二人並んだ姿
おかしいね
見える気がする
あきらめたわけではないよ
ふいに立ち上がって
弾き始めたサンサーンス
あなたの想いは
空へと昇り始める
ねえ 大丈夫だよ
あなたのそばには
今も
おじいさんの笑顔と
いつか
夢を叶えてくれる
頼もしい相棒
あなたの想いは
きっと
届くはず
私もここで
聴いていてもいい?
邪魔はしないから
あなたの弾く
チェロの音色
何よりも
癒される
私にも囁いて
想いの調べを