前回の続きです。


※もはや前回更新日から一年以上開いている

※楽しみにしてくださっていた方には大和田常務ばりの土下座

※すみません思う存分石を投げてください
























































勇気を振り絞って言った。

言い方が失礼だったかもしれないけど、混乱した頭ではこれが精一杯。。






お父さん「あ、そうだったね!ごめんね」






とりあえず説明はお茶しながらでもいいかな?と言われたものの

よく事情がわからないままお茶をする気持ちにはなれなくて

「ここで話してほしい」とお願いしてみる。


道の端の方に移動して、「何から話したらいいのか…」と気まずそうな彼。

それでもじっと話し始めるのを待っていると、ちゃんと話さないとですね、と少しずつ話し始めた。




お父さん「あの、僕、ずっと婚活してるんです」


キョロキョロ「はい」


お父さん「でも全然女性とマッチングしなかったんです。ほら、僕…決してイケメンではないでしょう」


ショボーン「は、はぁ…」


お父さん「それで、マッチングアプリやってる友人に聞いてみたんです。その友人もイケメンではないのに女性と頻繁に会っていて、何かコツはあるのかと」


ガーン「(ま、まさか…)」






お父さん「そうしたら、写真はフリー素材のイケメンにしてると。会ったときに不快に思われる可能性が高いけど、それでも会えないことには恋愛にもならないからって…」






















真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔滝汗笑い泣き真顔真顔真顔真顔





















なんということでしょう…チーン

(劇的ビフォーアフター的に)





























そりゃ言ってることはよくわかるよ。

特にマッチングアプリのような「外見でほぼ決まります」的なツールを使用してると、なかなか先に進めない。



でもね?でもよ?



とりあえず取り繕っても、実際に会った後

うまく行かなくなる可能性の方が高いのは分かるよね?

目的が「女性と会うこと、食事すること」なら達成できるだろうけどそうじゃないでしょう??





話を聞いて押し黙ったわたしに、オロオロする男性。








プンプン「………事情は、分かりました」



お父さん「あ、良かったです」








じゃあお店に向かいましょう、と先に行こうとする男性に、「でも」と話しかける。









プンプン「嘘をつかれたのと同じだと思います。あなたを信用できないので、一緒に食事にはいけません」







すこし悩みましたが、言葉通り。

嘘をつかれたのと同じだと感じたのでごめんなさい、と一礼だけして反応も見ずに踵を返し駅の改札の中へ戻りました。

電車に乗り込んで、はあ…と大きなため息をついた。








写真詐欺。

これは立派な嘘。

加工とかじゃない。

別人。







こんなことあるんだな…と思いつつも

こういうことは避けられないだろうな…と

これから先を思うとため息が続くのでした。




















保険屋さん 完