女性の第三号被保険者廃止案が
一部では支持されているようです。
しかし、「子育て支援」の見地からは
これは見当外れと言わざるを得ません。
確かに、昔は仕事を辞めることが多数であった時代には
サラリーマンの場合には内助の功として考えて良い、
とすることも可能だったことでしょう。
しかし、自営の夫を持つ女性の場合は、
一号であって、国民年金納付は行うことになっている。
となると、結婚しているとか、そういうことではない。
それよりも、子供がいるかどうかを基準に考えたらどうか
と思います。
子育て支援、を標榜する政府であるのなら、それが当然、
としか、考えられないのです。
子育てが大変だから仕事を辞めざるを得なかった、
というのはある程度納得がいく理由です。
出産後の体調の悪化とか、
子育て支援の肉親や公的機関の支援が得にくい状況、とか、
出産子育てによって、今までのように働けないということは
ありうることです。
ですから、子供のいる全ての女性に対して、
第三号の資格を与えるべきではないかと思います。
ただし、結婚していても、
子供がいない場合は対象にはならない、とすべきでしょう。
介護はどうなるという意見も出てくるかもしれない。
しかしながら、介護保険の中で何とかするほかないのです。
それよりも、「子育て支援」の方が
現段階でははるかに緊急の課題であるのですから。