予算委員長 鹿野道彦 以下 委員長


質疑者 町村信孝氏 (以下、町村氏)


答弁者 


内閣総理大臣  鳩山由紀夫 (以下、総理)


外務大臣     岡田克也 (以下、岡田外務大臣)


防衛大臣     北澤俊美(以下、北澤防衛大臣)


防衛大臣政務官 長島 昭久(以下、長島防衛大臣政務官)


続き


委員長:町村君


町村氏:45日しかないとおっしゃったが、45日もあったんです。
そしてこれはね、待ったなしの話なんです。待ったなしの話なんです。
沖縄の皆様がたはそうやって大会をやらなきゃいけないまで
おいこまれている気持ちになっていることを考えれば、
はやく答えを、
ちょっとうるさいとおもいませんか、この理事達は特に、
私は、岡田大臣がね、いってくれた、はやくだしたいと、
鳩山さんもそういうおもいだと、
そしたらばね、名護市長選挙の後でいいとか、その中間だとか
そういう不用意な事をいうからこういう問題がおきてくるんです。
ね、そういうことさえね、発言さえなければ、常識的な範囲
でやるんだろうと僕らも思いますよ。
しかし、名護市長選挙の後、沖縄知事選挙とかね、こういうことを
不用意に総理自身がおっしゃるから、こういういたずらな問題がおき
日米関係にまで悪影響を及ぼすんですよ。
ですから、わたくしは本当にね、僕はみなさんがたのためではない、
日本の国のために、はやく皆さん方、そうとう勉強家の岡田さんも
毎晩毎晩遅くまで勉強しておられると聞いていますから、
はやく勉強して答えを出してくださいよ。
で、それはだいたいいつ頃かという、そんなメドもなしに、
いつまでもいつまでも検討されては困る。
だいたいいつ頃ですか。岡田さんそれなら。
あなたそうとう勉強しておられるらしいが、
だいたいいつ頃ですか。



委員長:岡田外務大臣



岡田外務大臣:さきほど、町村議員に各閣僚がバラバラなことを
いっているといって叱責されたばかりでありますので、
今、ここで私の意見を申し上げることは控えさせていただきます。



委員長:町村君



町村氏:もちろんあなた一人の答えを聞いていない。
だから総理と相談をして、総理と相談をして、一刻も早く、
じゃあ、大体いつ頃をメドにやっぱり作業をする、と
その位の事をあなた方ね、やらなかったらね、それは怠慢ですよ。
閣僚として、ね、官房長官、なんとなく頷いておられるから、
そう思っておられるのかなぁと思いますけれども、
いや、質問じゃないからいいです。
少なくとも、ね、鳩山総理。いつまでもダラダラと
いや、まぁ、一生懸命なんだろうけども、まぁ
結果的にはダラダラとなるんです。
はやく、大体いつ頃にするんだと、いうことを
じゃあ、今日お二人で、戻った後で結構ですから、
この委員会の終った後
明日、また聞きますから、
明後日うかがいますから、次の委員会の時にうかがいますから、
それまでに答えを持ってきてくださいね。よろしいですか。



委員長:鳩山内閣総理大臣



鳩山総理:いつまでもダラダラするつもりはありません。
積極的に、今選択肢を調査をしている段階で、それがすんで
結論が出れば当然のことながら、ご報告を申し上げます。
しかしながら、明日、明後日の段階で、じゃあ、いつまでに
という話になって、そして確約できるという話には
まだならないのはいうまでもないことではないでしょうか。



委員長:町村君



町村氏:こうやって、いろんな問題を先送り、先送り、
私は、まことに問題だと思いますよ。
問題、検討中、検討中と答弁に具体性がない、これが今
鳩山総理の大きな問題になっているということでありますから、
また、いずれ、このことはですね、
私は他にもいろんな案件がありますから、
外交関係、集中審議をこの予算でやっていただく必要があると
いうことを委員長に申し上げて、
後刻理事会で協議をさせていただきたいが
委員長よろしゅうございますか。
まだ、私の質問は終ってないですがね、
その事だけ申し上げておきます。
時間も限られておりますが、
インド洋の給油の話をさせていただきたいと
思います。
あのー、北澤大臣、大変立派な防衛大臣だと
尊敬をしておりますけれども、一つだけ、
着任したときにですね、あなたは、9月17日ですか、
防衛省の最初の記者会見でね、インド洋での自衛隊の
活動の評価が低いんだということをおっしゃった。
イギリス等々での評価は高いのかもしれないけれども、
とにかく、
国際的な評価が低いということをおっしゃったんですね。
私は、実はこの後、制服の人と本件でじゃないんですけれども
あったときに、物凄く怒っております。
現地で汗をかいて、一生懸命仕事をしている、その現場の
人たちの気持ちも察しないでね、評価が低いんですと、
官軍のトップがね、そんなことをいったらね、それは、
現場の人は怒りますよ。あれはまずかったんで、
別に撤回をさせる趣味があっていってるんじゃない
んだけど、防衛大臣、あれは本当に撤回したほうがいいですよ。
非常に、制服の人たちも、
一生懸命やっている人達の心を傷つけてますからね。
何かコメントはありますか。



委員長:北澤防衛大臣



北澤防衛大臣:お答えいたします。あのー、私の記者会見の話で、
えーまっ、立場もあるんでしょうけれども、私はがらに似合わず
結構たくさんの隊員とも話しをしておりますが、いまのところ
ただいま、お話のあったような評価を私のところにはとどいては
おりません。
そこで、申し上げますが、
私が参議院の外交防衛委員長で、この論議を引き出して
いただいた時期がありますが、そのときにですね、
政策の決定を正当化するために、現地で働いている、
任務についている隊員の苦労さを、それをもって
政策の評価につなげようとする議論があまりにも多すぎた。
そのことだけは申し上げておきます。



委員長:町村君



町村氏:別にここでね、記者会見で政策の吉凶をしている
わけでもなんでもないんです。
最初の記者会見でね、汗をかいている人たちのおもいやり
がない発言で、非常に、みなさんがたがガッカリした
ということなんですよ。
そりゃ、どこの世界に、官軍の長に向かって制服の人が
あなた発言は、
あなた悪かったんですよとなんていう人おりますか。
そんなこともわからない、北澤さんではないと思います。
今日は、あのー長島防衛大臣政務官、お願いしております。
あの、他の副大臣の人たちはいなくていいんですよ。
あの、お忙しいのはわかっています。
ね、あのー是非、省に帰って仕事してください。
私がお願いしたのは、長島政務官、と後大臣だけですから、
どうぞ、そこに座っている副大臣さん方はお帰りなさい。
私は、10月5日の日に長島防衛大臣政務官がね、大変
テレビでちょっと見ました。
国会の事前承認の法改正をして、給油活動を継続しては
どうか、という主張をされたということなんですね。
まことに私は、防衛問題に見識のある長島大臣政務官
らしいご発言だなぁ、とそれが段々政府の意見になっていく
んだろうなぁと思ったら、
たちどころ平素、あまりご注意をしておられない、官房長官が
呼びつけて、コラーと厳重注意をしたと、
なんかそういうことでありますけれども、
なんか、自由に政策にものをいっていいと、さっき総理は盛んに
いっておられたけれども、これだけは駄目だと、長島さん
怒られたんですか。かわいそうねぇ。
あのー私はね、政治家、長島として、
今でも本当にそう思っている
んじゃないかと思うんですけども、
現在のお考えはどうですか。



委員長:長島防衛大臣政務官



長島防衛大臣政務官:お答え申し上げます。あのー私が、
10月5日に公演のなかで述べたのはですね、
私ども政府が、このインド洋の給油活動については
単純延長はしないと、こういう事を繰り返し述べてきた
ところでありまして。
しからば、単純ではない延長とはなんぞやと、
こういうふうに、問われましたので、
それは、私ども民主党は、これまで実力部隊を
海外に派遣する場合には、
最低限、国会の承認が事前に必要ではないか
こういうことをずっと訴え続けててまいりましたし、
テロ特措法についても、この補給支援活動特措法についても、
そういった国会承認の条文が全く見当たらない。
こういう理由もあって、これまで反対をしてきた。
そういう経緯を説明する中で、単純でない延長
の中にはそういうことも考えられるのではないか
とこういう発言をさせていただきましたが、
政府全体としてはですね、この補給支援活動だけを
ですね、単体で考えるのではなくて、
これだけが、あたかも、唯一のわが国としての貢献のしかた
ではないかというような意見が、
自民党政権下でははびこっておりましたから。
しかし、私達は、アフガニスタン支援の全体の文脈から、
日本としてふさわしい、アフガニスタン支援の方法について
これは、私、防衛大臣を中心として、副大臣、政務官
そして政府全体として、これから検討していく、
そういう中で考えていかなければならない。
そう思っております。



委員長:町村君


後一回続きます。