こどものデジタル機器との付き合い方

 

こんにちは☺

先日息子が通う小学校の学習参観がありました。

その際、PTA主催の講演会があったのですがそのタイトルが

「医師から見たこどものネット依存」でした。

 

 

 

講演会を担当してくださった講師の先生は、もともとお子さんのうんちを研究されていたそうですが、ネットやゲームに夢中になるお子さんが急増しているとの報告、相談をうけ、ネット依存の研究を始められたとのことでした。

 

(個人的にはうんちの研究の話もめちゃくちゃ興味があります♪)

 

今日は、日常生活に問題や支障をきたすようなネット利用のデメリットや対策についてなど、講演会でのお話からの学びと、デジタル機器との付き合い方について、わたしたちDAAグローバル子育てコーチの思いを書こうと思います。

 

 

 

 

みなさんは依存症ときくと、何を思い浮かべますか??

 

・アルコール

・パチンコなどのギャンブル

・薬物

などなどあがるかなと思います。

 

「依存物」は、

・楽しい

・疲れない

・飽きない という3つの特徴があり、この特徴からいうと

インターネットは、いわゆる「依存物」であるという紹介がありました。

 

ちなみにオンライン学習は、この3つの特徴にあてはまらないため依存物にはならないそうです。

 

 

どうして依存してしまうのか、依存症について、ドーパミンサイクルや脳の萎縮などの研究実験結果から教えていただきました。

 

 

理性や我慢(感情のコントロールや自制心)を司る脳の前頭葉は、快楽を感じるとでてくるドーパミンが出続けることで働きが弱くなっていきます。

この状態が積み重なると、前頭葉が萎縮しすぎてなくなり、依存の状態から死ぬまでぬけられない方もいるとのこと💦

 

こどもへの影響として、ネット利用の有無が脳の成長を妨げるという研究実験結果も共有してくださいました。

 

ネット利用がないお子さんは脳が成長している(容量が増える)に対し、利用があるお子さんは成長がに(容量がふえない)またが、萎縮して小さくなっていたそうです💦

 

 

グローバル子育てコンサルタントの林智代乃 さんの「発達についてのお話会」では、よりわかりやすく

脳内の「判断」を司る場所(前頭葉)は脳の中で最後に発達するもの。

まだ成長途中の段階の視覚刺激は、より多くの視覚刺激を欲することにつながり、視覚刺激を与えることで、「判断」を司る部分の成長・発達はよりゆっくりになってしまうとのこと。

 

⇒判断力・自制心・感情のコントロールが難しくなる

⇒ネット利用・デジタル機器利用をやめられなくなる

 

 

現在ネットやゲーム依存で入院治療が必要なお子さんの年齢でいうと、中2・3年生が最も多いそうですが、最近では小学生も増えているそうです。

そんな小学生のこどもたちは、ネットやゲームに依存状態になり、やめたくてもやっていないと気分が悪くなてしまうといった負のスパイラルに陥り、小学生でも生きる気力を失っているとのことでした💦

 

 

視力や目への影響については、眼球が前後に伸びてしまう近視により、階段の上り下りやボールのキャッチができなくなるそうです。

 

 

講演会では最後にどんな家庭環境のお子さんが「ネット依存」になりやすいかの研究結果で

最も影響があることとして

「母親のネット利用が1日2時間以上ある」があげられました。

2番目が「家庭内でのルールがない」

「父親のネット利用1日2時間以上」は第3位の影響度でした。

 

ということで、重要なのは親の行動というアドバイスを最後に講演会は終了しました。

 

 

 

具体的な対策として、

☑1日利用は2時間見未満

☑週に最低2日以上のノーメディアデイ(週に1度は効果がないそうです)

の提案がありました。

 

同時に、家庭では会話を大事にしてほしいと。

 

個人的にはこの部分がとても大事で、ネットの利用がこどもの健康や学力に悪影響を与える、危険であるということを講演会に参加した親は知っているけど、こどもは知りません。

にもかかわらず、会話なくなかば強制的にネット利用を制限しても、それが継続できるか。。

お子さんが大きければなおさら言うことをただ聞かせることは、難しいことです。

 

 

会話をすること

ここからいろんな力が育ちます。

 

ネット利用やデジタル機器利用、それ自体が学びのきっかけツールになりますが

 

◇主体性や自制心を育むこと

◇自分の(例えば1日など)スケジュールを考えること

◇自分の行動から課題や問題を発見すること

  (問題意識を持つこと)

◇使用したい理由を言語化すること

  (交渉や主張、論理的に考えること)

といった利用することに伴う親子の会話から育まれることに目を向けてもられると、

 

デジタル機器=悪 という式にはならず、どうつきあっていくかをお子さん自身が自分で考え、バランスをとってこの先も過ごしていけることにつながるかなと思っています。

おうちのかたがどれだけ規制や禁止しても、お子さん自身にやらない選択肢がないとこどもはこっそりあの手この手でやる選択をしてしまいますよね💦

 

↑↑↑↑

 

こちらは、DAAグローバル子育てコーチのみなさんとの夏休みインスタライブでお話させていただいたことでもあります。

 

わたしも含め、メンバーさんのおうちでの関わりかたも紹介されています!

こちらから聞いていただけます↓

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます!

 

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