先日「叱る」子育てについて書きましたが、「叱る」とよく比較されるのが「怒る」。
みなさんはこれらの違いについてどう感じてらっしゃいますか?


わたしが参加した学習会では
「叱る」と「怒る」の違いから「怒らない子育て」についてのお話もありました。
今日はその時の怒らない、でも「叱る」子育てを掘り下げて書いてみようと思います☺️



○まず子育てにおける「怒る」と「叱る」の違いは?

学習会のディスカッションでは

・怒る→感情的。
イヤ、困る、恥ずかしいというママ自身の気持ちからのもの
→ママが自分のためにやっていることともとれ、子どもには必要がなく伝わらない

・叱る→理性的で事実を伝えるもの
→子どもの育ちのため教える、さとすといったメッセージがあるもの

上記のような意見がでました。


ポイントとして「叱る」ときは
何を伝えたいのか、伝えたいことをはっきりさせておくことが大事🌱



また
・自分が何をしたから叱られているのか、子ども自身がわかること

・なぜそれをしてはいけないのかがわかること

・今度からどうしたらよいかわかること
→このとき大事なのは、脳を育てるためママが結論を言わず、子ども自身に気付かせること
(年齢が小さいときは、解決策を一緒に行動させ体験させることで記憶に残す)

つまりは
「叱る」ことは「脳育て」
自分のことを自分でできるようにしていくため、考える力を養うこと

このために、2歳を過ぎたら大人は指示出しをせず、気付かせる関わりをしていくことを教えてもらいました。



○また、効果的な叱り方として

①その場その時で叱る
(子どもは忘れてしまう)
→何か起きたとき、1回目の(初めての)対応が大切。この対応の質で次回からの差に!
(これについては、育児書やメディアでも何回か見聞きしたことがあります🗒️)

②短い言葉できっぱりと伝える
👶小さいときはより短い言葉で
例:8ケ月くらいからしっかり「めっ!」

③心を込めて表情豊かに
(ダメという顔をしたり、勢いをつけたりなど、いつもと違うことが伝わるように!)

④ママのからだを使って、子どものそばにいってしっかりと伝える
→ひとつのことを伝えるために、徹底して身に付くまでやることで、短期間に身に付く
→あれもこれも気になっても、ひとつずつ優先順位をつけてしつけていくこと!

⑤子どものそうした気持ち、なぜそうしたのかを聞く
→大人が決めつけ一方的にいわない
→理解する、共感する

⑥何度も繰り返さなければならない



叱り方は
どうやったら伝わるか、大人が考えることが不可欠。

叱っても叱っても、繰り返し伝え続けても、状況が変わらない場合は、その叱り方を見直す必要がある


とのことで、
「叱る」ことの意味を実らすために必要なのは

大人側の根気や工夫、想像、創造力

ということをひしひしと感じた学習会でした✏️


*補足*
このような関わりは6歳くらいまで。
しっかりと大人が面倒臭がらず関わってしつけていくとのことでした。(それ以降は心と目をかけてに移行する)

小学校入学前までの心育てにも通じているかなと✨


読んでくださりありがとうございます☺️